時計 情熱に突き動かされて

3分

タグ・ホイヤー カレラ トゥールビヨン クロノグラフ × ポルシェ パナメリカーナは、伝説のレースにオマージュを捧げるモデルです。

タグ・ホイヤーとポルシェのパートナーシップは、それぞれの歴史の中でいくつもの瞬間を共有してきたふたつのブランドのストーリーを物語ります。両ブランドの歴史を語る上で欠かせない特筆すべき出来事として挙げられるのが、1950年から1954年までメキシコで開催され1988年に復活した、3000kmに渡る危険極まりないレース「カレラ・パナメリカーナ」です。これこそが、ジャック・ホイヤーが自信作のクロノグラフ コレクションに「カレラ」という名をつけるきっかけとなっただけでなく、ポルシェのモータースポーツ史における重要なマイルストーンにもなったレースでした。  今から70年前の1954年、「ポルシェ 550 スパイダー」は、カレラ・パナメリカーナの1500cc以下のクラスで見事1位と2位に入り、ポルシェに総合3位の栄冠を飾ります。そしてこのアイコニックなマシンが、今回発表されたタグ・ホイヤー カレラ トゥールビヨン クロノグラフ × ポルシェ パナメリカーナのインスピレーションとなったのです。

スケルトンダイヤルは「ポルシェ 550 スパイダー」のリムへのオマージュです。この時計にインスピレーションを与えたものはそれだけではありません。シルバーのダイヤルカラーは、この1954年のカレラ・パナメリカーナで活躍したレースマシンのベースカラーを彷彿とさせる一方、イエローが目を引くクロノグラフ針とブラックのサブダイヤルは、マシンナンバー「55」のオリジナルマシンを直接的に踏襲しています。さらに、独特な光沢を放つダイヤルと質感を生むグレイン仕上げが、このマシンのボディペイントやアスファルトの質感を思わせます。また、サファイアクリスタルのドーム型グラスボックスからの眺望は、ダイヤルのあらゆる要素を見事なまでに美しく引き立てます。  

カーブを描くブラックのフランジに施されたミニッツトラックにはPorscheの文字が、42mmステンレススティール製ケースの側面にはモーターレースの歴史を物語るポルシェ スパイダーのブランドロゴが、そして、回転し続けるトゥールビヨンケージの上には「Panamericana」の文字があしらわれています。この時計に搭載されているトゥールビヨンムーブメント「TH20-09」は、タグ・ホイヤーの中でも最高峰に君臨する、自動巻コラムホイール式クロノグラフに複雑なトゥールビヨンを組み合わせた自社製キャリバー。ポルシェのステアリングホイールを思わせるローターによって約65時間ものパワーリザーブを実現しています。  ブラックとイエローのテーマカラーは、パンチング加工を施したカーフスキンストラップにも引き継がれています。しなやかなブラックカーフにイエローのライニングと、歴史的なラリーストラップからインスピレーションを得たコントラストの効いたイエローのステッチを施し、モダンなエッジを効かせています。

タグ・ホイヤーならではのダイナミックなケースとシグネチャーの美学を湛えたタグ・ホイヤー カレラ トゥールビヨン クロノグラフ × ポルシェ パナメリカーナは、カレラ・パナメリカーナを制した「ポルシェ 550 スパイダー」のマシンナンバー 55へのオマージュを込めた255本限定エディション。ケースバックにシリアルナンバーが刻印されています。この傑出したレーシングクロノグラフは、タグ・ホイヤーの洗練されたデザインと複雑時計製造の優れたノウハウを示すだけでなく、ポルシェとのパートナーシップを象徴する自信に満ちたシンボルであり、未来を見据えた主張のあるデザインを提案しながら、タグ・ホイヤーとポルシェが紡いできたイノベーションの歴史を讃える、どこまでもモダンなタイムピースです。