ポッドキャスト PODCAST、シーズン3、エピソード9:サマー・マッキントッシュが「競泳界の10代の旋風」と呼ばれる理由

17歳のサマー・マッキントッシュが「競泳界の10代の旋風」と呼ばれる理由を紐解きます。タグ・ホイヤーのPodcastシリーズ『The Edge』の今回のゲストは、サマー・マッキントッシュ。世界記録からオリンピックの夢まで、プレッシャー、勝利、卓越性の追求にまつわる興味深いストーリーを語るとともに、2024年のオリンピックに向けた準備の模様を教えてくれます。

時が止まる瞬間があります。それは、自分の中に何か偉大なものが現れ出てくる瞬間。そして時の試練に耐える瞬間でもあります。The Edgeが贈る、非凡な人々が、自らの全てを変えてしまった、ある瞬間にまつわるストーリーを語るトークシリーズ。世界記録、ワールドチャンピオン、ひらめき、人生を変える決断。そうした瞬間を振り返り、どうやってプレッシャー、恐怖、痛みを克服し、自分を限界に、エッジにまで追い込んでいったのかを語ってくれます。エッジに挑む。

今回のゲストはサマー・マッキントッシュ。これまで2回の世界選手権で4つの金メダル、コモンウェルスゲームズで2つの金メダルを獲得し、現在、女子400メートル個人メドレーの世界記録保持者です。でも何よりも驚くのは、そんな彼女がまだ17歳だということ。「競泳界の10代の旋風」の異名を持つサマーは、2020年夏季オリンピックでカナダ選手団の最年少メンバーとなり、一躍脚光を浴びます。以来彼女は多くのメダルを手にし、いくつもの記録を塗り替えてきました。今回サマーは、2024年のオリンピックに向けてどのような準備を進めているのか、記録を塗り替えるのはどんな気分なのか、そして自信の原動力はどこにあるのかを語ってくれます。

Podcast全編をお聞きになるには、Podcastアプリの検索バーに「The Edge TAG Heuer」と入力してください。

Podcastの目的、それは、自分の限界を超えるための、毎月必要なインスピレーションの源となるために

注意:お急ぎですか?

それなら、スタートラインに立ち、アドレナリンが湧き出るようなダイジェスト版をご紹介しましょう。そして、Podcastに登録するのをお忘れなく。後でエピソード全体を聴くことができます。「The Edge by TAG Heuer」のシリーズでは、可能性の限界で活躍している非凡な人々とのトークを繰り広げます。レースに参加することと、そのレースで勝利を手にすることとの些細な違い、そして、“エッジ” (私たちを勝利に導くもの) とは何なのか、それを超越するには何が必要かを追求していくシリーズです。

4つ目の金メダルを獲得したときのこと 

4つ目の金メダルを獲得した瞬間は、正直あまり現実味がわきませんでした。2022年に初めて金メダルを手にしたときのような気持でした。スタンドにいる家族とまたあのひとときを感じられて、水泳を始めてからずっと私を応援してくれている友達や家族の存在を再認識できた。この気持ちを一緒に味わえて嬉しかったです。もし7年前の自分に今の私の姿を見せられたら、ここまで成し遂げられたことを心から喜んだと思います。

水泳の魅力について

子どもの頃、色々なスポーツに挑戦したけれど、水泳に惹かれたのは、とてもシンプルなスポーツだったからだと思います。誰が一番速いタイムを出すかを競うスポーツですからね。10歳ぐらいのときはフィギュアスケートと水泳の両方をやっていました。でも、フィギュアスケートの審判のように、誰か他の人が結果を判断するようなスポーツはやりたくないと思ったんです。そんな感じ水泳に集中することになりました

プレッシャーにどう対処するか

幼い頃からプレッシャーがスポーツの一部であることを分かっていたと思います。プレッシャーは、スポーツだけでなくて日々様々な場面で感じるもの。それをプレッシャーと捉えるのではなく、友達や家族、知人、インスタグラムをフォローしてくれている人たちからのサポートと捉えるようにしています。みんなが、私が進んでいくのに一緒についてきてくれているんだと思うと、とても励みになります。私は、レース直前のスタート台で高まる緊張の瞬間をとても楽しんでいます。そして、レース序盤はアドレナリンが出まくって、それが自分をリードしてくれるんです。そして、できる限り楽しもうと思っています。

2024年のオリンピックへの準備

今ちょうど、オリンピックシーズンに向けて練習に戻ってきたところなんです。もう1ヶ月ほど泳ぎ込んでいます。毎日、毎回の練習で少しでもよくしたいと思い、タイムを1000分の数秒でも縮めるために、1回1回のストロークやターンのやり方を変えてみたり、どんな細かいことにも集中するようにしています。そんなに変わるとも思えないような、些細なちょっとしたことを積み重ねていくんです。でもそれがレースでは、例えば400mなら7回ターンするので、その違いが大きな時間差となって現れるわけです。