ライフスタイル タイムゾーン:地球上で最も珍しいタイムゾーン

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タイムゾーンの関係で、ユニークな存在となっている遠く離れた場所をご紹介します。

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孤独なタイムゾーン

ハウランド島とベイカー島はUTC-12のタイムゾーンにある唯一の陸地という特別な称号を持っていますが、実は、このタイムゾーンの経度限界内には他にも有人領土があります。つまり、トンガ、ワリス・フツナ諸島、チャタム諸島、ロシアのチュコトカ自治管区の一部、アラスカ、フィジー、トケラウ諸島、サモアも、この珍しい両島とタイムゾーンを共有しているのです。しかし、こうした場所では近隣のタイムゾーンでの時刻と日付が使い続けられているため、UTC-12として残っているのはハウランド島とベイカー島だけになってしまいました。

時間の最後の未開拓領域

大晦日のカウントダウンはおなじみの光景ですが、このタイムゾーンのことを思うと、地球上で最後に新年を迎えるのはどんな気分だろうと考えずにはいられません。現在この2島は無人島ですが、ウェーク島のタイムゾーン (UTC+12) から24時間遅れで新年を迎えるこうした島でハッピーニューイヤーを祝えることになれば、またとない経験となることは間違いありません。もし、もう少し新年を祝っていたいと思うのであれば、この島がちょうどいい場所かもしれませんね。

世界中どこでも公平な締め切り時間

このタイムゾーンは「Anywhere on Earth (AoE:地球上のいたるところ)」と呼ばれ、その名が全てを物語っています。つまり、この賢いカレンダー指定により、地球上のどこ場所でも平等に、その日付が過ぎると締め切りになるようになっているのです。なので複雑なタイムゾーンの計算や夏時間の調整は必要ありません。どの日付でも、地球上で最後まで有効な場所はハウランド島とベイカー諸島以外にはありません。つまり、国際日付変更線の西側 (IDLW) にあるのはハウランド島とベーカー島しかないのです。

現在はこの2島は一般公開されていませんが、この島へのユニークな冒険をしてみたいと思ったら、その時には信頼できるパートナーをお忘れなく。タグ・ホイヤーの「アクアレーサー GMT」モデルなら複数のタイムゾーンを同時に把握することができるので、たとえあなたが地球上で最も孤独なタイムゾーンにいたとしても、しっかりとあなたに寄り添ってくれます。

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