ポッドキャスト ポッドキャスト エピソード7：デレック・ベル氏とニール・ジャニ選手の対談をル・マン2021のポルシェ ガレージからライブ配信

「The Edge by TAG Heuer」のシリーズでは、可能性の限界で活躍している非凡な人々とのトークを繰り広げます。ここでは、参加することと勝利を手にすることとの紙一重の違いが語られます。それは、私たちにエッジ(優位性) を与えてくれるものは何なのか、そしてそれを超えるために何ができるのか、ということでもあります。

ル・マン2021のポルシェ ガレージからライブ配信される今回のポッドキャストのゲストは、ポルシェのワークスドライバー、ニール・ジャニ選手と耐久レース界を象徴する存在、デレック・ベル氏。

ニール・ジャニ選手が、2021年のFIA世界耐久選手権とル・マン24時間レースにポルシェから参戦するスイスのスーパースターであるなら、デレック・ベル氏は、ル・マンを5回、デイトナ24を3回、世界スポーツカー選手権を2回制覇した英国レーシング界が誇るレジェンドです。二人は、それぞれのキャリア、ポルシェへの情熱、そしてポルシェGTチームにとってこのル・マンがなぜそんなにもエキサイティングなモーメントなのかについて語り合います。

ルマンのポルシェガレージからのこの特別なポッドキャストエディションのライブのホストは、タグホイヤーのヘリテージディレクターであるニコラスビーブイックに他なりません。

ここで、スタートラインに立ちエンジンを暖めるためのインスピレーションをつかんでください。是非聴いてみてください！ そして、ポッドキャストに登録するのをお忘れなく。後でエピソード全体を聴くことができます。

生ける伝説
[デレク・ベル]「グランドマーシャルになるよう依頼されたことを大変光栄に思います。それは私が急いでやろうとしていたことではありませんが、彼らがあなたを40代の伝説と呼び始めたとき、あなたは60代後半または70代前半になるまでにあなたが困っているかもしれないことを知っています。」

何でも起れる
[ニール・ジャニ]「ル・マンは何でも起こり得るレースです。それを取り巻くこの大きな神話、この巨大な歴史があります。それは、過去にここで起こったこと、デレクのような人、そして他の多くの偉大なドライバーのおかげです。ですから、ここにいることは常に特別なことです。」

歴史を理解し、未来に貢献する
[ニール・ジャニ]「安全性とテクノロジーの観点から、ドライバーが現在自動車について楽しんでいることのほとんどは、[前の世代]が行ったことによってもたらされました。それはプロセスです。だからこそ、ドライバーにとって歴史を理解することが重要だと思います。私たちが今何を持っているか、そして私たちが将来に何を貢献できるかを理解することです。」

あなたの感覚に頼る
【ニール・ジャニ】「最近大きな影響を与えているのはソフトウェアです。最も難しいのは、運転したときに自然に感じられるが、それでもあなたを支援するソフトウェアを備えた車を作ることだと思います。よくあることは、非常にうまく機能するが自然に感じられないソフトウェアがあるからです。大きな苦労はそれを自然に感じさせることです、それであなたはまだあなたの感覚に頼ることができます。」

総コミットメント
[デレク・ベル]「ポルシェはモータースポーツへの全面的な取り組みにより、ル・マンで成功を収めてきました。他の多くの人が3、5年来て、少しの栄光を手に入れたらダックアウトしました。しかし、ポルシェはいつもここにいます。彼らはレースのために彼らがしたことを祝う必要があります。」

ニール・ジャニ選手は、世界耐久選手権からフォーミュラEまで、どんなレースでもそのスピードで世界を驚嘆させ、レーシング界でも有数の多彩で印象的な経歴を着実に築いてきました。この元レッドブル・ジュニアのメンバーは、特に2016年の活躍が特筆され、ポルシェのチームメイトであるロマン・デュマとマルク・リーブとともに、この年のル・マンとFIA WECの両タイトルを獲得しています。その後、2018/2019年のFIA WECシーズンにレベリオン・レーシングから参戦後、2019/2020年シリーズはポルシェ・フォーミュラEチームのドライバーを務めました。

デレック・ベル氏は、英国人ドライバーの中でも屈指の輝かしい象徴的なレースキャリアを誇り、「同世代で最も人気のあるドライバー」と評されています。絶頂期には、世界で最も有名で成功を収めた耐久レースカーのドライバーの一人として称えられました。1986年にはモータースポーツへの貢献により大英帝国勲章5等勲爵士(MBE、メンバー) を授与され、2012年にはアメリカのモータースポーツ殿堂入りを果たしています。ル・マンで5回優勝し、1970年にはスティーブ・マックイーンと映画『栄光のル・マン』を撮影した彼は、ル・マンを第2の故郷と考えており、2021年の第89回大会ではグランドマーシャルを務めます。

ジャニ選手とベル氏は、世代も経歴も異なるドライバーですが、いずれも温厚で実直な人柄が語り口ににじみ、成功に関しても哲学的な考え方をしています。タグ・ホイヤーのヘリテージ・ディレクター、ニコラス・ビーブイックがスペシャルホストを務める今回のエピソードを通して、二人はレーシングへの情熱に火をつけるものは何か、この世界でトップを維持するために必要なものは何かを語り合います。