ストーリー カイ・レニー:「Designed to Winとは、生き方そのもの」
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「Designed to Win とは、生き方そのもの」 タグ・ホイヤー本社で、巨大な波に挑む時となんら変わらない、落ち着いた風格のある態度でインタビューに応じてくれたカイ・レニー。ビッグウェーブライディングを象徴する存在であり、これまで10年にわたりタグ・ホイヤーのブランドアンバサダーを務めてきたハワイ出身のサーファー、カイが、多忙なビッグウェーブセッションの合間を縫って、タグ・ホイヤーのマニュファクチュールに来てくれました。そこは、人生を秒単位で測る彼が訪れるにふさわしい場所。今回の訪問は、タグ・ホイヤーの精神について彼がどう理解しているか、そして彼がどのようにして自ら選んだスポーツで頂点に立ち続けているかについて語ってもらう、絶好の機会となりました。
現在33歳のカイ・レニーは、すでにウォータースポーツ界のレジェンドです。史上最年少でサーファーの殿堂入りを果たし、スタンドアップパドル(SUP) では世界チャンピオンに2度輝いただけでなく、伝説のビッグウェーブ “ジョーズ” を、トウイン、SUP、ウィンドサーフィン、カイトサーフィンという4種類の異なるボードで、たった1日で乗りこなしたことで名を馳せる彼の功績には、「常に限界に挑戦し、新たな分野を探し求め、成功に決して安住しない」という彼の信念が反映されています。
Designed to Winのマインドセット
カイにとって、Designed to Win とは単なるスローガンではなく、真の信念です。カイは語ります。「僕たちは日々、小さな闘いを繰り広げながら、目標や夢も追いかけています。Design to Winとは、いつか必ず達成することを目指す、究極の大きな目標を持つこと。そしてその過程においては、こうした小さな闘いを無駄にせず、目標達成に確実に結びつけることが重要なのです」。 このマインドセットは、パフォーマンスの追求を、精度と自らの限界を超えることへの意欲と両立させているタグ・ホイヤーの精神とも共通しています。
恐怖を力に変え、イメージトレーニングで心を鍛える
意外に思うかもしれませんが、“恐怖” はカイ・レニーにとって常に付きまとう存在であり、同時に彼の最大のエネルギー源のひとつでもあります。「恐怖は実に優れたツールです。恐怖とはまさに、人が独力では到達できない領域に連れて行ってくれるものだと思う。時には他のライバルに負けるかもしれないという恐怖を感じることもある。溺れるかもしれないという恐怖、巨大な波に飲み込まれてしまうかもしれないという恐怖。つまり、打ち負かすことのできない、非常に恐ろしい自然の力への恐怖も。それでも、そうした恐怖を乗り越え、それを超能力のように利用し、2度と自分にはできないだろうと思うようなことを成し遂げられた時ほど、素晴らしい気持ちになることはありません」。
カイが常に成功への道を見出せているのは、何よりもまず自分の心を鍛えているからです。カイにとって、イメージトレーニングは身体的な準備と同じくらい不可欠なものです。「飛行機に乗っている時でも、海から何千マイルも離れた場所にいる時でも、自分が望むセッションの展開やライディングの様子を実際に心に思い描く。自分のボードを設計し、形にしている時にも、それを乗りこなしている自分をイメージする。だから、実際に波に乗れない場合でも、それをイメージすることが最善のトレーニングになると思います」。
果てしない夢を追って
カイ・レニーにとっては、すべての波がチャンスになります。時間的なプレッシャーがかかっている時であろうと、世界中の巨大な波を追い求めている時であろうと、すべては “究極のタイミングを見極める能力” にかかっています。「サーフィンは、厳密にはスポーツとは言えません。サーフィンは、どんな形態であれ、ひとつのライフスタイルであり、人生を懸けた探求だから。サーフィンを完全にマスターできるなんて夢にも思わないし、正直言って、そんなことは不可能だと考えています」。 タグ・ホイヤー同様、カイ・レニーも、“人生” が、秒単位で測られるだけでなく、自らが捉えようと決めた瞬間や、卓越性を追い求めるひたむきな意欲によっても測られるものであることを思い出させてくれる存在です。
カイ・レニーが出演するドキュメンタリー映画『Chronicles of a Wild Decade』と『Free Birds』は、タグ・ホイヤーがパートナーを務める「La Nuit de la Glisse」で上映予定です。