スポーツ グランプリ・ドゥ・モナコ・ヒストリック 2022について知っておきたい全てのこと

4分

レースカレンダーの中で最もノスタルジックな週末をご案内します。

© TAG Heuer グランプリ・ドゥ・モナコ・ヒストリック 2022

モータースポーツの8つの時代。栄光のレーシング時代を偲ぶ3日間。1つのアイコニックなサーキット。それが今回で13回目を数えるグランプリ・ドゥ・モナコ・ヒストリックです。そこでこのレースの公式スポンサー兼公式タイムキーパーとして、私たちが予選から決勝までの模様をお届けしたいと思います。華麗な走りが繰り広げられる、ノスタルジックなレーシングウィークエンドをご紹介します。

予選<から決勝までのライブ配信、インタビュー、反響などをぜひフォローしてください。でもその前に、今週末の見どころを見逃さないためにも、ここでこのグランプリについて簡単におさらいしておきましょう。

  • © ACM / Olivier Caenen

沿革

グランプリ・ドゥ・モナコ・ヒストリックは、モータースポーツをこよなく愛するモナコという都市国家のシンボルです。実際、1997年の第1回グランプリは、グリマルディ家のモナコ統治700周年を記念した祝典の一環でした。この一回限りのレースが大成功を収めたことで、2000年からは2年に一度のイベントとして継続されることになります。最初は30台あまりのレーシングカーでのスタートでしたが、現在では、200台以上のマシンがモナコの有名な市街地コースを疾走します。特にモータースポーツファンやノスタルジーを求める人たちの間では、レースカレンダーの必見イベントとなっています。

日程

グランプリ・ドゥ・モナコ・ヒストリックは3日間にわたって開催されます。

5月13日(金) – フリー走行

5月14日(土) – 予選

5月15日(日) – 決勝(第1レースは午前9:00スタート)

出走マシンと各レース

戦前から1980年代までのマシンが出走し、スターティンググリッドには、モータースポーツ界の大物たちが勢揃いします。全てのマシンがカテゴリーに分類されます。先ずは、戦前のマシン、フロント&リアエンジンのグランプリカー、スポーツカー、F1やF2モデルなどといった具合に、8つのシリーズに分けられます。そこからさらに、製造年や技術仕様によってクラス分けされていきます。それではレースの全カテゴリーをご紹介しましょう。

  • © ACM /Olivier Caenen

レース A1 – 戦前のグランプリマシン

レースA2 – 1961年以前に製造されたフロントエンジン グランプリマシン

レースB – リアエンジン、1500、F1グランプリマシン(1961年~1965年) 、F2(1956年~1960年)

レースC – スポーツレーシングカー – フロントエンジン(1952年~1957年)

レースD – F1グランプリマシン 3L(1966年〜1972年)

レースE – F1グランプリマシン 3L(1973年〜1976年)

レースF – F1グランプリマシン 3L(1977年〜1980年)

レースG – F1グランプリマシン 3L(1981年〜1985年)

レースは必ずしもこの順番通りに行われるわけではありません。つまり、レースBがレースA1より先にスタートする場合もあれば、レースCがレースEより後になる場合もある、といった具合です。

モータースポーツの進化を目の当たりに

この輝かしい3日の間、モナコ・サーキットがある種のタイムマシンと化し、観客を過ぎ去った時代へと誘います。これこそがグランプリ・ドゥ・モナコ・ヒストリックをユニークな存在、通常のモナコGPとは大きく異なるものにしている点です。マシンがターンしていくたびに、レーシングカーの進化を観察することができます。戦前から1980代までのヴィンテージ スピードスターが走り抜けていくのを見ると、エンジン位置の変化、ギアボックスの進化、ステアリングホイールの複雑化、シャシーのスリム化、そしてテクノロジーの進化がこのスポーツをどのようにスーパーチャージしていったのかを目のあたりにすることができます。

© TAG Heuer グランプリ・ドゥ・モナコ・ヒストリック 2022

レースの中の各レース

前にもご紹介したように、このグランプリでは複数のレースが開催されます。初日の金曜日は、フリー走行が行われます。各シリーズとも30分間でコースの感触を確かめ、マシンに必要な調整を行います。土曜日には各シリーズの予選が行われ、日曜日の決勝レースのポールポジションが決まります。そしていよいよレース当日は、午前9時にスタートです。各シリーズ最大45分間で競われます。

過去に戻る準備はいいですか。

予選決勝のライブ配信もお見逃しなく。