サヴォワールフェール タグ・ホイヤーを物語るキーワードから、イノベーションとスタイルのレガシーを解読

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今回は、計時の流れを変えたイノベーションから時代を象徴するデザインまで、タグ・ホイヤーの不朽のレガシーとアヴァンギャルドなアプローチを明らかにするキーワードをご紹介します。

時計製造の世界の中で、イノベーションとエレガンスの象徴として際立った存在感を放つタグ・ホイヤー。今回は、それぞれに深い意味が込められ、その豊かな歴史を物語る、タグ・ホイヤーならではのキーワードを深掘りしていきます。

“タイム・オブ・トリップ”は、メインダイアルにその日の時刻を表示する一方で、小さい方のダイアルの2本の針が旅行の期間を記録する高精度クロノグラフでした。- 1911年

"タイム・オブ・トリップ"

1911年に発表された 「タイム・オブ・トリップ」クロノグラフは、自動車や航空機のダッシュボードに初めて搭載された計器のひとつ。移動の経過時間を記録するために開発されました。この革新的な時計は、時刻を表示するメインダイヤルだけでなく、プッシュボタンで計測を開始・停止できる、移動経過時間を計測するためのより小ぶりのダイヤルを備えていました。このようにモビリティ(移動性) というものにクロノグラフ技術をいち早く応用させたことで、ホイヤーは、自動車業界や航空産業との結びつきを強めただけでなく、移動経過時間計測の進化に貢献する重要な一歩を記したのです。

タグ・ホイヤー カレラ ツインタイム

"ツインタイム"

グローバルブランド、タグ・ホイヤーの国際感覚の高さを強調する「ツインタイム」は、世界を飛び回るコスモポリタンな人々に贈るタイムピースです。1955年に発表されたこの時計は、ホイヤーに、GMT機能搭載ウォッチのパイオニアという称号を与えました。実用性にブランドの精度へのこだわりを融合させ、ホイヤー カレラで最初に開発されたツインタイム機能により、2つのタイムゾーンを同時に把握することが可能となり、ダイナミックでグローバルなライフスタイルに応えるタイムピースとなりました。時の経過とともに、他の主要時計メーカーもこれに追随し、GMTは時計を語る上で必要不可欠な用語として広く認知されるようになります。

S/EL ブレスレット - タグ・ホイヤー リンク デイト

"S/el(セル) - ブレスレットリンク"

1980年代後半に発表されたS/el ブレスレットは、特徴的なS型リンクで構成され、快適な着用感と独特な美しさを兼ね備えています。スタイルと実用性を融合させたタグ・ホイヤーのアプローチを象徴するアイコンとなったこのデザインは、革新的なエレガンスとスポーティな洗練性というブランドの哲学を体現しています。

タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ (Ref. CBS2216.BA0041)

"グラスボックス"

タグ・ホイヤー カレラの各モデルで最近「グラスボックス」を復活させたことによって、タグ・ホイヤーは、数々のストーリーを紡いできた過去にオマージュを捧げながら、未来へと着実に歩みを進めています。このグラスボックスという言葉は、1960年代から70年代にかけてのホイヤー カレラを彷彿とさせる際立ったドーム型サファイアクリスタルのことで、視認性と美しさの両方を高めるために選ばれたデザインです。機能性とエレガントなデザインの融合を象徴するこのスタイルのデビューは、メゾンが革新的なスピリットを思う存分発揮したモーターレーシング黄金期にまで遡ることができます。

タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル200 ソーラーグラフ (Ref. WBP1180.BF0000)

“ソーラーグラフ”

タグ・ホイヤーのサステナビリティへのコミットメントを強調するテクノロジーが、最近タグ・ホイヤー アクアレーサーに導入されたソーラーグラフ。このテクノロジーは、光電池を直接ダイヤルに組み込むことで、光からエネルギーを得ることを可能にするものです。この先進的なアプローチには、洗練されたデザインにサステナブルなテクノロジーを融合させるというタグ・ホイヤーの継続的な取り組みが反映されています。

タグ・ホイヤー カレラ トゥールビヨン ナノグラフ プラズマ ディアマン ダヴァンギャルド(Ref. CBN5A90.FC8315)

“プラズマ ダヴァンギャルド”

スイスを代表するウォッチメゾンであるタグ・ホイヤーが、その素材使いにおいていかに先駆的であるかの証しが、このプラズマ テクノロジー。ラボグロウンダイヤモンドを使用し、卓越したタグ・ホイヤー ウォッチの耐久性と魅力をさらに高めています。このイノベーションは、伝統的な高級時計製造の限界を押し広げるだけでなく、時計の美しさと機能性を高めるために 先進的な素材と技術を積極的に採用するタグ・ホイヤーのリーダーシップ を示すものでもあります。

2024年のカレラ クロノグラフにインスピレーションを得たエレガンスをデジタルに表現した、TAG heuer Calibre E4。

“ウォッチフェイス”

機械式時計の伝統とデジタル技術の革新性をシームレスに融合したのが、TAG Heuer Connected のウォッチフェイス。こうしたカスタマイズ可能なダイヤルには、ユーザーのパーソナルスタイルを反映する、見た目へのこだわりや機能的ニーズに応える多彩なデジタルコンプリケーションが搭載されています。例えば、「カレラ Dato」ウォッチフェイスは、2024年に発表されたタグ・ホイヤー カレラ クロノグラフのダイヤルをデジタルでエレガントに表現。9時位置という独特の日付表示で読み取りやすさを優先しています。同様に、「ソーラーグラフ」ウォッチフェイスは、タグ・ホイヤー アクアレーサー ソーラーグラフの機能を取り入れ、周囲の状況に合わせて自動的に明るさや色合いが調整されるので、生き生きとした、インタラクティブな計時体験が味わえます。