時計 海へのレガシー:タグ・ホイヤー カレラ シーファーラー × ホディンキーにまつわる物語
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その物語は、1940年代後半、若きジャック・ホイヤーが家業に初めて大きく貢献したときから始まります。「学生時代に起こった興味深い出来事のひとつが、1947年か1948年頃、私が15歳の時に、時計製造を営む家業に初めてプロとして貢献したことです」とジャック・ホイヤーは回顧録『The Times of My Life』の中で述べています。アバクロンビー&フィッチのウォルター・ヘインズから、彼が出願した特許をベースにタイドウォッチを製造するよう依頼を受けたジャックの父親は、ジャックと彼の優秀な物理の先生、ハインツ・シュルト博士に助けを求めます。この協力体制が、世界で初めて潮汐時刻を表示する時計、ソルナールのインジケーターの精度向上につながります。
ホイヤー ソルナールの成功を受け、ホイヤーは1950年頃に潮汐表示にクロノグラフ機能を組み合わせた時計、マレオグラフ/シーファーラーを発表。この時計は海洋冒険の代名詞となり、船乗りやヨット愛好家たちの手首を飾りました。
Ref. 2446C & CBS2014.FT6293
過去と現在の架け橋
時を現代まで早送り。このレガシーを受け継ぐものとして今回発表されたのが、タグ・ホイヤー カレラ シーファーラー × ホディンキー。1968年の “2446C シーファーラー” に着想を得たこの新作は、42mmのステンレススティール製ケース、大胆なブルーのアクセントを効かせたブラックオパーリンダイヤル、9時位置の潮位計が特徴。船乗りやヨット愛好家などが潮の満ち引きを正確に把握することを可能にする、かつては先駆的な機能であったこの複雑機構が、今回、スイスを代表するブランド、タグ・ホイヤーの海洋ヘリテージへのオマージュとして蘇りました。
グラスボックス構造の中に収められたこのタグ・ホイヤー カレラ シーファーラー × ホディンキーには、タグ・ホイヤーのヘリテージから得たインスピレーションと現代の先端エンジニアリングが融合しています。ブラックの質感のある一体型ラバーストラップが快適性と耐久性を約束する一方、新しい “Tide” プッシュボタンが時計の洗練されたデザインを際立たせています。タグ・ホイヤーの自社製ムーブメント、キャリバーTH20-13を搭載したこのクロノグラフは、正確な計時を維持し、卓越した時計製造へのコミットメントを体現しています。
レガシーを抱きしめて
このスペシャルエディション、タグ・ホイヤー カレラ シーファーラー × ホディンキーには、タグ・ホイヤーを象徴する冒険心とあくなきイノベーションへの追求が込められています。これは、かつて船乗りたちを世界の海へと導いたマリンウォッチのアイコンを新たに大胆に蘇らせた歴史を物語るタイムピース。このウォッチを心地よく身に着けて、大海原を渡るスリリングな旅を始める準備は万端です。