スポーツ マヤ・ガベイラとカイ・レニーが選ぶ最高のサーフスポット

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ここに2人の海のレジェンドがいます。そびえ立つ波を乗り越え、数々の世界記録を打ち立て、海での可能性の限界を押し広げてきた勇敢なアスリート。もう1人は、サーフィンからカイトボード、ウィンドサーフィン、スタンドアップパドルまで、あらゆる分野で卓越した能力を発揮し、世界チャンピオンのタイトルを何度も手にしてきた、同世代の中でも最高のウォーターマンで知られる。マヤ・ガベイラと、カイ・レニーです。彼らはいずれもタグ・ホイヤーのスピリットを体現する存在。だからこそ、私たちはこの並外れたアスリート2人をアンバサダーと呼べることを誇りに思っているのです。そこで今回、The Edge Magazineは、2人のお気に入りのサーフスポット (そして彼らにとって最も重要な場所) を調査してみることにしました。

マヤ・ガベイラ

アルポアドール・ビーチ(リオデジャネイロ)


2003年、当時14歳のマヤ・ガベイラは、リオデジャネイロのアルポアドール・ビーチでサーフィンを始めます。彼女がこのブラジルの都市に深い愛着を感じているのもうなづけます。

「(ボードの上に) しっかりと立てるようになるまで1か月もかかりました」と彼女は言います。彼女のその後の活躍は、夢を諦めずに強い意思をもって努力し続ければ、必ず大きな成果を手に入れることができるのだということを私たちに教えてくれています。

ワイメア・ベイ(ハワイ)

ワイメア・ベイは世界でも最も有名なビッグウェーブスポットのひとつです。オアフ島のノースショアに位置するこの場所では、高さ15mもの波が海岸に打ち寄せ、勇敢なサーファーたちを惹きつけています。「ビラボンXXLアワード」の「ベスト女性サーファー」を5度も受賞したマヤ・ガベイラもそのひとりです。「全てはここから始まりました。どんなに巨大でも、いまだにあの波に向かってパドルしていくのが好きです。波と一体になったような気がするんです。ビッグウェーブが来ると本当に嬉しい」と彼女はコメントしています。

カイ・レニー

ジョーズ(ハワイ)

ハワイのマウイ島で生まれ育ったカイ・レニーは、この島の伝説的な波を極めることに人生を賭けてきました。彼がこれまでに経験した中で最大のビッグウェーブは、地元のワイルドカードとしてWSLビッグウェーブツアーにデビューしたまさにそのスポットであるジョーズで経験したものです。「ジェットスキーに引かれながら波を目の当たりにして、ジェットスキーから離された瞬間、これは恐らくそれまで自分が乗った波の中でも最大のものに違いないと思ったことを覚えています。終わったときは、『あぁ、終わってしまった』という残念な気持ちでいっぱいでした。だって、高さ24mの波なんていつまた乗れるかわかりませんから。1年後かもしれないし、5年後かもしれない。誰も知り得ません」と彼はインタビューで答えています。

パイプライン(ハワイ)

ハワイに戻って、どんなビッグウェーブサーファーにとっても外すことができない聖地ともいうべきスポット、パイプラインをご紹介しましょう。最近ここで波に飲まれるという経験をしたばかりであっても、カイ・レニーは、このポイントを象徴するブレイク (砕波) については熟知しています。パイプラインの伝説的な荒々しく予測不可能な波を乗りこなすことで、彼はその技を磨いてきたのですから。

マヤ・ガベイラ

ナザレ(ポルトガル)

ナザレはマヤの心の中で特別な場所を占めています。2013年10月28日、彼女はここで、女性が乗った最大の波の世界記録を塗り替えようと挑戦しますが、あやうく命を落としかけます。しかし、マヤが屈することはありませんでした。「2015年、私は、世界記録を樹立するという夢を追いかけるため、ナザレに永住しました。そして、2018年に20.7mの波でそれを成し遂げ、2020年には自己最高を更新し、22.4mの波を制覇しました。これは、その年の男女を通じて乗った最も巨大な波であっただけでなく、サーフィン史上初の快挙でした」と彼女は説明します。大記録の達成です。

カイ・レニー

ネルスコット・リーフ (オレゴン州、リンカーン・シティ)

カイ・レニーは、故郷のハワイを離れている時でも、アメリカの他のビッグウェーブスポットでサーフィンを楽しんでいます。そんな彼のお気に入りスポットのひとつがネルスコット・リーフ。オレゴン州の海岸で本格的なビッグウェーブサーフィンに理想的な条件が整っている唯一の場所です。

マヤ・ガベイラ

マーベリックス(カリフォルニア州)

マーベリックスはナザレのカリフォルニア版。ここは世界でも有数の恐ろしく危険な波が立つスポットであり、まさにマヤ・ガベイラが求めるところです。「波は素晴らしいのですが、私はいまだに苦戦中です。私には冷たすぎて、すぐに凍えてしまうんです。それに波の形がトリッキーで、しかも私はグーフィー(サーフボードで立ち上がった時に右足が前にくるスタンス) なので、バックサイドで乗るのがすごく難しいんです。まさに技量が試されるスポットです」と彼女はその凄さを認めています。

こうしたスポットは、マヤ・ガベイラとカイ・レニーの、より高みを目指そうとする揺るぎない向上心を象徴しています。海の王者の特徴である勇気と決意を体現する2人のチャンピオン。優れた堅牢性と防水性を誇るタグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル300は、巨大な波を乗りこなすという挑戦に立ち向かうこの2人にとって理想的なパートナーとなるようデザインされたタイムピースです。