時計 セーリングのヘリテージ

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タグ・ホイヤーのヘリテージ・ディレクターであるニコラス・ビュビックが、タグ・ホイヤー カレラ スキッパーのヘリテージについて語ります。

タグ・ホイヤーを愛する方なら、海という場所がブランドの世界観の中で特別な位置を占めていることをご存知でしょう。新たに登場した18K 5N ソリッドローズゴールド製モデルのタグ・ホイヤー カレラ スキッパーは、スイスのブランドであるタグ・ホイヤーの歴史的なセーリングのヘリテージを讃えるウォッチです。ブランドのヘリテージ・ディレクター、ニコラス・ビュビックが、以下のビデオでご説明します。

このウォッチがもつ個性的な魅力は、どこから来るのでしょうか? それは、1960年代、アメリカズカップに関わったジャック・ホイヤーにより生み出されたオリジナルモデルまで遡ります。この世界最古のレースでタグ・ホイヤーは、イントレピッド号のクルーのオフィシャルタイムキーパーを務めました。「1967年、優秀なキャプテン、バズ・モスバッカーが計時機器を探していました。私たちはそれに応え、ストップウォッチのみならず、私たちのパートナー、Aquastarと特別に共同開発した、手首に着けられる必要不可欠なレガッタタイマーを提供することができたのです」と、ニコラス・ビュビックは話します。それから半世紀以上経ち、コンテンポラリーモデルに1968年のモデルで人気を博した特徴が採用されました。アメリカズカップの出場ヨット、イントレピッド号のデッキを思わせる、3時位置および9時位置にレイアウトされたターコイズのサブダイヤルです。

確かなレガシー

ローズゴールド製のタグ・ホイヤー カレラ スキッパーは、壮大な海からの、オリジナルモデルをもはるかに凌ぐヘリテージを湛えています。「このウォッチの特筆すべき点は、ダイヤルです。これまでの時計製造になかった、素晴らしいカラーがミックスされています」と、彼は続けます。「深いブルーは海を象徴し、美しいティールカラーは、同じティールカラーのデッキを備えてアメリカズカップに出場したイントレピッド号から採られています。明るいオレンジはレガッタの旗を示し、海面の色からインスピレーションを得た異なる色合いのグリーンがそれを引き立てます」。

 

  • レファレンス: CBS2241.FN8023

このウォッチは、ソルナールやマレオグラフなど、その時代を象徴するモデルからインスピレーションを得ています。ソルナール(太陽を表す”Solar”と月を表す”Lunar”を合わせた名称) は、ひとつの場所の潮の満ち引きを2週間以上の間毎日表示する機能を搭載しています。1975に発表された当時は漁師たちに向けたデザインでしたが、干満の表示は潮を追うすべての人に便利な機能でした。この成功が、クロノグラフを備えた干満表示ウォッチ、“マレオグラフ”が誕生させます。

全てのタグ・ホイヤーのスポーツウォッチと同様、スキッパーは、両方向回転の巻上げと約80時間のパワーリザーブを備えた、自信を掲げて海へと繰り出すことができるムーブメント、キャリバー TH20-06を搭載しています。さらに、近年のタグ・ホイヤー カレラにも見られるオリジナルの“グラスボックス” デザインを採用。端から端までカーブを描く極めて鮮明なガラス製フランジが、海の風にさらされる場面であっても、高い視認性を約束します。スタイルと機能性がひとつになったウォッチなのです。