時計 2023年に発表されたタグ・ホイヤー カレラを振り返る

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誕生60周年を記念して発表された「タグ・ホイヤー カレラ」の全モデルをご紹介します。

1つのコレクション。60年の歴史。12本のアニバーサリーモデル。今年、私たちは「タグ・ホイヤー カレラ」誕生60周年を盛大に祝いました。皆さんもムービーを見たり、この時計のルーツのことを読んだり、その歴史について様々な情報をお聞きになったことでしょう。でも、2023年に発表されたすべての「カレラ」ウォッチのことまでは覚えてはいないですよね。と言うわけで、ここでは、記憶を呼び戻していただくために、簡単にこの1年の「カレラ」を振り返ってみることにします。

  • タグ・ホイヤー カレラ (Ref. CBS2212.FC6535)

グラスボックス登場

タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」は、ランドマークとなるタイムピース。その画期的なグラススボックス ケースは、カレラのストーリーを再構築し、コレクションの過去を垣間見させてくれると同時に、未来への展望を切り開いています。この時計には2種類のスタイルがあります。1本目はシグネチャーのブルーダイヤルが特徴。もう1本は、ブラックとシルバーの「逆パンダ」ダイヤルを備えたもので、おそらく全「カレラ」の中でも最もレアなモデルといわれる「ホイヤー カレラ」(Ref. 2447 NS) へのオマージュとなっています。

  • タグ・ホイヤー カレラ スキッパー (Ref. CBS2213.FN6002)

復活した勇者

スキッパーが戻ってきました。1967年のアメリカズカップでのイントレピッド号の優勝を祝って1968年に発表された「ホイヤー スキッパー」ほど、コレクターや愛好家の想像力をかき立てる時計はありません。「タグ・ホイヤー カレラ スキッパー」では、アイコニックなカラーパレット、そのレガシー、そして何よりも重要なタグ・ホイヤーとセーリングとの関係といったオリジナルモデルを非常にユニークなものにしていたディテール全てが再現されています。これでまた、公海でのレースでスキッパーの雄姿を見ることができるようになりました。

  • タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ (Ref. CBS2240.FC8319)

ゴールドスタンダード

ゴールドの「カレラ」ウォッチといえば、70年代のレーシングドライバーがトロフィーを掲げる姿が思い浮かびます。ジャック・ホイヤーがF1ドライバーたちにゴールドの「ホイヤー カレラ」をプレゼントして以来、このタイムピースは成功の代名詞となってきました。だからこそ「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」は、カレラ誕生60周年にふさわしい仕上がりとなっているのです。この「カレラ」は、「モーターレーシングに終わりはない」というモットーを体現したタイムピースです。

カレラの色彩

この夏を象徴するカラーとなったピンク。そのピンクを纏った「タグ・ホイヤー カレラ デイト」が、ファッションシーンの熱い注目を集めたことも不思議ではありません。この36mmのタイムピースは、アレクサンドラ・ダダリオや、ライアン・ゴズリング (この夏の大ヒット映画『バービー』で主演) の手首を飾っています。もちろん、ピンクだけが注目の的だったわけではありません。このタイムピースは4色展開なのですから。あなたのお気に入りのカラーは?

  • タグ・ホイヤー カレラ クロノスプリント x ポルシェ (Ref. CBS2011.FC6529)

加速時間を表現

2つのアイコン ―タグ・ホイヤー カレラとポルシェ911― の不朽のレガシーを捉えた「タグ・ホイヤー カレラ クロノスプリント × ポルシェ」。いずれのアイコンも誕生したのは1963年です。両者の共通点を表現するため、タグ・ホイヤーは、このアイコニックなスポーツカーがもつ加速時間の記録にインスピレーションを得た、独自のムーブメントを製作しました。初代「ポルシェ911」は、時速0kmから100kmまでの加速をわずか9.1秒で達成。それは実にスリリングな体験でした。そこでこのモデルでは、ダイヤルに赤のホットセクションを備えることで、その時と同じ高揚感を再現しています。

  • タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ (Ref. CBN201C.FC6542)

未来へのレース

視認性に優れた3-6-9サブダイヤルのレイアウト、鮮烈な色彩、ダイヤルを囲むオレンジのグラデーションリング、ダッシュボードにインスパイアされたレトロなサブダイヤル針。こうした全ての要素が一体となり、この「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」を誕生させたのです。その最先端の美学が「カレラ」に関して私たちが愛すること全てを表現し、コレクションを未来へと導きます。

  • タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ (Ref. CBS5010.FC6543)

トゥールビヨンケージが見えるタグ・ホイヤー カレラ

タグ・ホイヤー カレラにも、もちろん、トゥールビヨン搭載モデルがあります。実際、この「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ トゥールビヨン」なら、どこに行っても見せびらかしたくなるはず。6時位置にはっきりと見えるトゥールビヨンケージは、見飽きることのない美しさを湛え、ウォッチメイキングの匠の技を誇ります。自社製トゥールビヨンムーブメントTH20-09を搭載し、クロノメーター認定を受けたこの自動巻モデルは、クロノグラフ機能と65時間のパワーリザーブを備えています。

  • タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ × ポルシェ オレンジレーシング (Ref. CBN2A1M.FC6526)

オレンジの閃光

アスファルトの上を疾走するレーシングカーの火花の色に着想を得た「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ × ポルシェ オレンジレーシング」は、モータースポーツへの情熱を照らし出します。炎や熱をイメージした、思わず人を振り向かせる目を惹くタイムピース。タグ・ホイヤーとポルシェがモーターレーシングと切っても切り離せない関係にあることをまた一つ象徴するモデルです。試着してみたくなりますよね。

  • タグ・ホイヤー カレラ チーム イクザワ by バンフォード (Ref. CBN201F.EB0356)

赤のアクセント

このタイムピースのために、チーム イクザワ、バンフォード ウォッチ デパートメント、タグ・ホイヤーのドリームチームが結集。そして誕生したのが、レガシーと精度が交差するデザインの「タグ・ホイヤー カレラ チーム イクザワ by バンフォード」。そのミニマルなラインは日本のデザインカルチャーにインスピレーションを得ています。さらに、白のパレットが、タイムレスな魅力を際立たせています。生沢 舞のデザインのトレードマークである赤のアクセントがダイヤルを飾り、大胆な遊び心を吹き込んでいます。

  • タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ 60周年 アニバーサリーエディション (Ref. CBK221H.FC8317)

パンダ復活

私たちは、最も人気の高いカレラのひとつ「ホイヤー カレラ」(Ref. 2447 SN) を再解釈したモデルで2023年を華々しくスタートさせました。この「タグ・ホイヤー カレラ」60周年アニバーサリーモデルは、単なるオマージュにとどまらず、コレクションの本質を完璧に捉えたタイムピースをモダンに解釈したものです。コレクターたちから「パンダ」の愛称で親しまれているこのタイムピースは、サプライズに満ちたこの1年をスタートさせるのにまさにうってつけでした。

タグ・ホイヤー カレラ プラズマ ディアマント ド アヴァンギャルド(CBN5A91.BZ0000)

ダイヤモンドはカレラのベストフレンド

結婚60周年を祝う記念日をダイヤモンド婚と云うのに因んで、カレラの60周年もダイヤモンドで祝ってみました。それが「タグ・ホイヤー カレラ プラズマ ディアマント ド アヴァンギャルド」。イノベーションとスイスメイドのサヴォアフェールが見事に融合したこのウォッチは、まばゆいばかりに輝くアート作品に仕上がっています。ダイヤモンドをあしらったインデックスと多結晶ダイヤモンドのダイヤルの際立つ存在感は、スイスのアヴァンギャルドな哲学を余すところなく表現しています。

ここで紹介された「タグ・ホイヤー カレラ」が欲しくなったのではありませんか? それならぜひタグ・ホイヤー 公式サイトをご覧になってください。