ストーリー スケッチからスクリーンへ:タグ・ホイヤー ホリデームービーのメイキング

プリプロダクションからファイナルカットまで、ハリウッドへの賛歌を奏でるタグ・ホイヤーのホリデームービーを叶えた魔法をご紹介します。

タグ・ホイヤーのホリデームービーはもうご覧になりましたか? タグ・ホイヤーの愛らしい妖精たちが登場します。今回はその制作の舞台裏に潜入し、パラレル スタジオのマジシャンたちがどのようにしてこの素晴らしい作品に命を吹き込んだのかをご紹介したいと思います。スケッチからスクリーンまで、タグ・ホイヤーのホリデームービーのメイキングをお楽しみ下さい。

ドローイングボード

全ては鉛筆と紙から始まります。プリプロダクションのプロセスには、リサーチ、脚本、コンセプトアート、キャラクター開発、絵コンテ、アニマティクスが含まれます。アーティストたちは、今回のムービーの舞台となるハリウッドの華やかな世界、その中の登場人物、そして繰り広げられるシーンを、最初から最後までスケッチで肉付けしていきます。絵コンテでは、こうした全ての要素を使ってアニマティックでストーリーを映像化します。全てのシーン、全ての動き、全ての細かいディテールがこの段階で作られます。カメラの動きなど小さな部分から、タグ・ホイヤー モナコの時計塔のような壮大なセットまで、全てがプリプロダクションで精査され、慎重に考え抜かれていきます。アニマティックとキャラクターが決まると、次の段階に進みます。

新たな次元

制作プロセスには、3Dモデリング、リギング、テクスチャリング、セットデザイン、ライティング、その他もろもろが含まれます。時計製造と同様、こうしたアニメーション制作も集団作業です。それぞれの創造性、技術力を持ち寄ってひとつの作品が生まれます。どの段階でも、スペシャリストがアニメーターと手を取り合って、ムービーのさまざまな部分を実現させていきます。並べて比較すると、アニマティックが制作プロセスを進めていることが分かります。シーンはハイエンドのソフトウェアを使って完璧にレンダリングされます。制作者たちが最後までの全てのシーンにOKを出すと、ムービーはポストプロダクションに入ります。

ファイナルカット

ポストプロダクションでは、エディターたちがその専門的な目を使ってムービーを完璧にトリミングしていきます。さらに、サウンドデザイナーたちが効果音と音楽をミックスし、慎重にバランスを取ります。また、カラーリングアーティストたちは、色彩が豊かで鮮やかであることを確認しながら、各シーンのカラーを調整していきます。ムービーメーカーたちが最終的な仕上がりに満足すると、ムービーはレンダリングされ、エクスポートされ、世界に発信する準備が整います。

 

ムービー制作にはある種の魔法があり、このタグ・ホイヤーのホリデームービーもそうしたプロセスへの賛歌を奏でています。そしてついに完成です。クルーのみんな、お疲れさまでした。