時計 時速0kmから100kmまで、ひとつのタイムピースで

ホイヤー カレラとポルシェ911が誕生したのは同じ年、1963年の事でした。カレラ コレクション、そしてポルシェ911は、それぞれの業界のゲームチェンジャーとなります。ひとつのジャンルとして成立したホイヤー カレラは時計のデザインに新しい息吹を吹き込み、時代を超えて愛されるタイムピースを生み出しました。一方で、同年の9月12日、フランクフルトの国際モーターショーで初めて披露されたポルシェ911は、スポーツカーに対する人々の視線を永遠に変えたのでした。ふたつのレジェンドが同じ誕生の年をもっていることは、そうあることではありません。だからこそ、タグ・ホイヤー カレラとポルシェ911の誕生60周年を記念して、このふたつの輝かしい歴史を完璧なまでに融合させたタイムピースが登場しました。タグ・ホイヤー カレラ クロノスプリント × ポルシェです。

カレラとポルシェ911を同時に表現するため、タグ・ホイヤーは、このアイコニックなスポーツカーがもつ加速時間の記録にインスピレーションを得た、独自のムーブメントを制作しました。最初のポルシェ911が時速0kmから100kmに到達するまでに要した時間は、わずか9.1秒でした。「新しいタグ・ホイヤー カレラ クロノスプリント × ポルシェは、アイコニックなホイヤー02 ムーブメントをベースにし、ポルシェ911に着想を得た特別なひねりを加えて作られています」と、タグ・ホイヤーでムーブメント・ディレクターを務めるキャロル・カザピは話します。「時速0kmから100kmまでたったの9.1秒で加速した車のように、このウォッチの秒針も素早く動きます。ダイヤルのレッドの部分をぴったり9.1秒で駆け抜ける様は、最初のポルシェ911の加速時間を思わせ、スピードの爽快感を感じさせます」。ウォッチの名称にある“クロノスプリント” という響きさえも、このスピードと加速のアイデアにインスピレーションを得ているのです。クロノスプリントを駆動するTH20-08は、TH20-00を全体的に改良したムーブメント。常識を覆したポルシェ911を讃えた類まれなクロノグラフです。

「クロノスプリントは、クルマのルックスとムーブメントをシームレスに同時に表現する製品を生み出す、というアイデアから生まれています」- タグ・ホイヤー ムーブメント・ディレクター、キャロル・カザピ

ケース径42mmサイズのこのタイムピースの全体の外観は、70年代の自動車のダッシュボードに着想を得ています。この時代、スピードメーターの時速50km周辺の部分がハイライトされていることが多くありました。都市を走る際の適切なスピードを示すためです。9時位置のサブダイヤルに施されたレッドは、自動車のダッシュボードに表示される最高RPMを表現しています。フランジの外側にも3つのスケールが。4分の1秒、2分の1秒、そして1秒スケールで、より精度の高い計時を可能にします。ドーム型サファイアガラスは「グラスボックス」デザインを採用。新しいタグ・ホイヤー カレラ コレクションのシグネチャー的特徴です。

「計時の開始時点では、0秒から10秒の間を秒針が素早く走ります。この最初の10秒間はズームされた表示になっており、4分の1秒を正確に見て、計測することが可能です。10秒から15秒までの間は2分の1秒間隔の表示で、それ以降は1秒単位の通常の表示になります。視覚的にスピードを感じさせるデザインなのです。スタートは急速に動き、1分を過ぎると減速するようになっています」 – タグ・ホイヤー ムーブメント・ディレクター、キャロル・カザピ

このタイムピースは2つのデザインで展開。ステンレススティール製と、18K 5N ローズゴールド製のケースのモデルです。2点ともケースバックからは、ポルシェのステアリングホイールからインスピレーションを得たローターを見ることができます。さらに、タグ・ホイヤーのタイムピースで初めて、「ダブルグラスボックス」構造を採用。「グラスボックス」のサファイアガラスをフロントとケースバックに備えた革新的なモデルです。 初めてのポルシェ911へのオマージュであるタグ・ホイヤー カレラ クロノスプリント × ポルシェには、オリジナルの911ロゴが施されたストラップが合わせられています。

まさに完璧な融合。手首を輝かせる魅力的なウォッチがまた、カレラ コレクションに加わりました。タグ・ホイヤー カレラ クロノスプリント × ポルシェの詳細は、こちらをご覧ください。