時計 イースターエッグを探して
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タグ・ホイヤー カレラといえば、ハイスピードで走り抜けるクルマ、伝説的なクロノグラフ、そしてそれを手首に纏った魅力的なアイコンたちが思い浮かびます。タグ・ホイヤー カレラの60周年を記念して、私たちが、このコレクションのもつノスタルジーとパイオニア精神の両方を捉えたムービーを発表する理由もそこにあります。スーパースターであり、タグ・ホイヤーのアンバサダーでもあるライアン・ゴズリングが主役を務める、『The Chase for Carrera』。デヴィッド・リーチ監督(『ジョン・ウィック』、『デッドプール2』、『ブレット・トレイン』) がメガホンを取ったこのムービーは、アクション満載、エンターテイメント性にあふれる作品に仕上がっています。度肝を抜かれるスタント、派手なカーチェイス、ほとばしるアドレナリン、ちょっとしたユーモアがちりばめられた、まさにハリウッド映画級のムービー。もちろんアクションの目玉はタグ・ホイヤー カレラ。ムービーの中では愉快なイースターエッグとして登場します。一つひとつにタグ・ホイヤー カレラの歴史とヘリテージへの想いが込められています。それでは、イースターエッグが見つけられるか、見ていくことにしましょう。
スピードの女王
サングラスをかけ、スーツケースを持ったエレガントな老婦人をフリーズフレームで撮影。演じる俳優は、ジャクリーン・エヴァンス・デ・ロペス風に装っています。イギリス生まれのメキシコ人レーシングドライバー、ロペスは、1950年から1954年にかけて行われた伝説のレース「カレラ・パナメリカーナ」に5度も参加した唯一の女性として知られています。強い、揺るぎのない意志を持ったロペスは、自費でレース出走の栄光を手に入れています。彼女こそタグ・ホイヤー カレラのパイオニア精神を体現する存在。このイースターエッグは、スピードの女王の異名を取ったロペスへの華やかなオマージュとなっています。
63番地
ライアン・ゴズリングがジャケットについた偽の砕け散ったガラスをブラシで落しているシーンでは、彼の背後にあるホテルのファサードに視線を移してみてください。そこには 63という数字が。このイースターエッグには ジャック・ホイヤーの建築への情熱、そして彼がタイムレスな魅力を放つタグ・ホイヤー カレラ コレクションを発表した1963年という2つの意味が込められています。
ホテル・レオナルダ
優れたウォッチメーカーの陰には必ずその歩みを支えるパートナーがいます。このムービーのセットのホテルが、ジャック・ホイヤーの妻の名前に因んで「レオナルダ」と付けられたのもそのためです。彼女はまさに、病める時も健やかなる時も常にジャックに寄り添いました。このイースターエッグをさらに特別なものにしているのが、2023年がタグ・ホイヤー カレラの60周年というだけでなく、レオナルダとジャックが結婚60周年を迎える年でもあるという事実。いつもながら、パーフェクトなタイミングですよね。
神話を支える男
ライアン・ゴズリングが真っ赤なポルシェでギャング映画のセットを走り抜けると、どこかで見たことのある人物が登場します。大きな四角い眼鏡をかけ、クールな髪型をした男性が立ち、背後にはホイヤーのボックスが積み重ねられています。もしかしてこの人は、若き日のジャック・ホイヤー？ そうなんです。正確に言えば、ジャック・ホイヤーを上手に真似た俳優さんですが。タグ・ホイヤー カレラの生みの親へのユーモアあふれるオマージュです。
常識にとらわれない思考
ホイヤーのボックスが積み重ねられているシーンには、英語でアウト・オブ・ザ・ボックスと言われる常識にとらわれないジャック・ホイヤーのマーケティング戦略への敬意が込められています。サーキットから映画の撮影現場まで、ジャックは自分のタイムピースが最高の形で着用される場所を常に見つけようとしていました。
その名を生んだ伝説のレース
撮影現場に貼られていた印象的なヴィンテージのポスターに気付かれましたか？ カレラ・パナメリカーナという伝説のレースを宣伝するために作られたものです。1950年にメキシコで初めて開催された走行距離3,000kmを超えるレースで、究極の耐久力が試される場として広く知られるようになります。しかし、あまりにも過激なドラマ性と何度も繰り返されるクラッシュ事故により、1954年に中止に追い込まれます。しかし、その神秘的なムードが消えることはありませんでした。1963年、レースにまつわる数々の逸話に魅了されたジャック・ホイヤーが「カレラ」という名前を、同じく伝説的なウォッチコレクションへと昇華させたからです。
「最後にダイヤルを1回転」
これは、ライアン・ゴズリングがカレラ クロノグラフのプッシャーを押し、クルマから “逃げる” 前に言うセリフです。このシーンは、ル・マンのランニング・スタートへのオマージュ。ご存知のように、この有名なレースは、ドライバーが自分のマシンに駆け寄って乗り込むところから始まります。「ダイヤルをもう1回転」という表現も、カレラが引き起こす、アドレナリンがほとばしる、やみつきになる興奮を表現するのにぴったりです。
イースターエッグをお楽しみいただけたでしょうか。ムービーが暗示しているように、レースはまだまだ終わりません。一年を通したタグ・ホイヤー カレラのセレブレーション、これからも特別にお見せしていきます。何が飛び出すか、乞うご期待！
