時計 フライバックとは?
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クロノグラフ。フライバック。GMT。時計の複雑機構というのは、いささか混乱を招くものです。ご心配なく。それを紐解いていくのに役立つ情報をご紹介します。フライバックを知るには、まずクロノグラフを理解する必要があります。一番簡単に言うと、クロノグラフとは、経過時間を記録・測定するストップウォッチです。クロノグラフには大きく、ふたつのカギとなるバリエーションがあります。トラディショナル、そして、フライバックです。タグ・ホイヤーの最もアイコニックなタイムピースにも、トラディショナル クロノグラフのものがいくつかあります。例えば、新しいタグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ 60周年 アニバーサリーエディション。クラシックなクロノグラフの現代版です。伝説的モデル、タグ・ホイヤー モナコも、同じくトラディショナル クロノグラフです。では、フライバックとは何でしょう? トラディショナルとフライバッククロノグラフの違いを、新しいエレガントなタイムピース、タグ・ホイヤー オータヴィア ホイヤー02 フライバック クロノグラフの通してご説明しましょう。
トラディショナルとフライバック:その違いは?
トラディショナル クロノグラフは、リューズの両サイドにふたつのプッシュボタンが付いています。上部のプッシュボタンを押すことで、クロノグラフ機能をスタート・ストップするのです。下部のプッシュボタンはクロノグラフをゼロにリセットします。シンプルですよね。その更に上を行くのがフライバックです。フライバックの場合は、ストップ、リセット、再スタートを、ひとつのプッシュボタンで行うことができます(通常、下部のプッシュボタンです)。上部のプッシュボタンで、フライバックをスタートします。次のインターバルを計測するには、ストップ、リセット、再スタートの3つの機能をひとつにした下部のプッシュボタンを押すだけ。この機能により、複数のインターバルを計測することができるようになります。それが、タグ・ホイヤーの新しいタイムピースです。
新しいタグ・ホイヤー オータヴィア ホイヤー02 フライバック クロノグラフ
自動車と航空の世界から生まれた、タグ・ホイヤー オータヴィア。コレクションは、クロノグラフとフライバックの機能を持つことで知られてきました。その精神を踏まえて、新しいタグ・ホイヤー オータヴィア ホイヤー02 フライバック クロノグラフが誕生しました。フライバックとは何かを知っていただいた上で、次はこのタイムピースの美しさを堪能しましょう。壮麗なブラックのダイヤルには、「Autavia Automatic Chronometer Flyback」の文字が刻印されています。ブラックのセラミック製両方向回転ベゼル。精巧にセットされた3つのカウンター。かつてのフライバックを思い起こさせるタイムピースです。光沢を放つステンレススティール製のねじ込み式リューズとプッシュボタンさえも、威光を感じさせます。フライバックに魅了されたことがないのなら、今がその時です。