スポーツ エクストリーム クローズアップ

エクストリーム アスリートを支えるのが、しっかりと管理された体調、完璧に近いスキル、どんなことにも動じない心構え、そして精確な計時。特に自然の気まぐれな天候条件を相手にするのは、容易なことではありません。では、こうした命知らずのアスリートたちは、どのようにして、変化する地球が課す難題を克服しているのでしょうか。タグ・ホイヤーが自信を持ってサポートするNDGシネマの最新作『ヒューマン エクストリーム』では、この点に焦点が当てられています。アスリートたちの息を呑むようなストーリーは、忘れられない映像体験となるはず。そこに登場するのは、水を得た魚のように生き生きと立ち向かう、スピードライダー、スキーヤー、サーファー、フリーライダー、フリーダイバーたち。彼らの多様なスポーツへの挑戦をお楽しみください。偉大なものを求める彼らの姿に感動が抑えきれません。

サーファーは私たちとは別の次元で思考しているようです。危険を避けようとするのではなく、危険に向かってまっすぐに漕ぎ出すのですから。彼らは、高まる波に挑戦し、それを乗りこなし、その結果得られる栄光に浴するために存在しています。『ヒューマン エクストリーム』を見れば、サーファーのベンジャミン・サンチス、ジョアン・ドゥル、モード・ル・カーがフランスの有名なサーフポイント、オスゴールの波に乗っているところに出会えます。何世紀もの間、サーファーたちは海と仲良くなることを試み、そしてしばしば成功を収めてきました。彼らは地球上を駆け巡り、どこよりも大きな波を探し求めます。彼らの考える涅槃とは、泡立つ海の上を滑るようにボードの上でバランスを取ることなのです。

スキーには、休暇で行うカジュアルなものもあれば、プロフェッショナルな競技もあります。スキーモーグルのローリー・ブッシュフィールドやフリーライダーのワデック・ゴラクにその魅力を聞いてみてください。こうしたアスリートたちは、どこまでも白く広がる景色をキャンバスに見立てます。それは、アスリートと自然の力との闘いに他なりません。大切なのは、斜面と一体になり、何のフィルターも制約もなく、自由になること。でもそれは「言うは易く行うは難し」ですね。『ヒューマン エクストリーム』では、山を征服するために必要な厳しさと勇気を探っています。

水中で長時間息を止めていること。ほとんどの人にとってそれは恐ろしいことですが、カミラ・ジャベールのようなフリーダイバーにとっては、それは自由なことなのです。彼女にとって、それは爽快で、陶酔的で、生命を育む海洋についての認識を広める素晴らしい方法でもあります。多くの人がフリーダイビングをエクストリームスポーツと考える一方で、フリーダイバーたちはそれを理路整然とした瞑想的なスポーツだと考えています。そのためには、自分の心や身体の状態を読み取ることができるようになる必要があります。無理をしない程度に、ちょうど良い程度に頑張ればいいスイートスポットを見つけなければなりません。

速くて、大胆不敵で、自由。『ヒューマン エクストリーム』に登場するアスリートたちは、その技(と時計) をリングサイドで余すところなく見せてくれます。雄大な自然の中で、完璧を追求する彼らの姿をカメラが追います。『ヒューマン エクストリーム』は、それぞれのスポーツの舞台裏だけでなく、その精神にまでクローズアップしていきます。まさに一見の価値ありです。

『ヒューマン エクストリーム』は11月よりヨーロッパの映画館で公開。詳細はndgcinema.comでご確認ください。