サヴォワールフェール タグ・ホイヤー - コネクテッド - キャリバーE4の多彩な顔

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サヴォアフェールが駆使されたコネクテッドのウォッチフェイス開発の舞台裏をご紹介します。

真の美しさは内面にあると言われます。タグ・ホイヤーは、美しさが内面と外面の両方にあることを熟知しています アイデアが最初にひらめいたときから、最終的な完成形になるまで、タグ・ホイヤーのエキスパートチームはどんな些細なディテールも綿密な検討を重ねていきます。そしてコネクテッドウォッチの場合には、時計製造、デジタル技術、UXデザインなど広範にわたるサヴォアフェールが求められます。新しいタグ・ホイヤー コネクテッド キャリバーE4のウォッチフェイスを誕生させた魔法を解き明かすために、そのデザインを手がけたデザイナーたちに開発の裏側について話を聞きました。

未来に向かって

タグ・ホイヤーのスマートウォッチ第4世代である「タグ・ホイヤー コネクテッド キャリバーE4」は、ブランドがもつ革新の精神、可能性を追求し続ける精神を体現しています。今回のエディションでは、伝統的なクロノグラフのようなスタティスティックなオプションから、その人の運動データなどをモニターする “ウェルネス” フェイスまで、これまで以上に高度なウォッチフェイスが用意されています。デジタルアニメーションの “リバーサイド” オプションは、リアルタイムに変化するダイナミックなデザイン。まるでデジタルアート作品を手首につけているかのような臨場感とアヴァンギャルドな体験が楽しめます。

ひとつのウォッチフェイスを生み出すまでには、最初のアイデアから完成されたデザインまで、約150時間の作業が必要です。もちろん、この数字はウォッチフェイスのインタラクティブ性(カスタマイズ、コンプリケーション、アニメーションなど) やデザインの複雑さによって異なります。その過程で、デザイナーと開発者は、それぞれのウォッチフェイスを100回以上見直すこともあります。先進的なツールを駆使し、バリエーションをデザインに素早く取り込みます。ただし、ウォッチフェイスの多くはカスタマイズのための様々なオプションを備えているため、特にスムーズなユーザーエクスペリエンスを考慮すると、デザイン段階は複雑さを増していくことになります。

ウォッチフェイスを支える頭脳

それぞれのウォッチフェイスには、それぞれのチームが携わっています。全てはアーティスティックなデザイン作業から始まり、各開発者がそれぞれの専門性を発揮していきます。この協働作業には、タグ・ホイヤーのクリエイティブ ディレクション、UXデザイン、開発、QA分析の各チームから熟練のスペシャリストたちが参集します。

具体的なクリエイティブプロセスは、それぞれのウォッチフェイスとオリジナル コンセプトによって異なりますが、ブランドの歴史やデザインコードへの理解を深めるために、まずリサーチ段階からスタートするのが一般的です。その後、紙に簡単なスケッチを描き、コンピュータでより専門的なものに仕上げていきます。色や素材の研究も、ケースやストラップに合わせた豊かな質感のウォッチフェイスを生み出すために欠かせません。

キャリバーE4の発表にあたり、タグ・ホイヤーの各チームは、これまでスポーティでハイテクだったデザインに、一定レベルのエレガンスを組み込むことを目指しました。スマートウォッチは、通勤時だけでなく、プライベートな外出や、週末のレジャーにも使用されることが多くあります。だからこそ、新しいウォッチフェイスのセットをデザインする際にも、そうした状況を考慮することが重要でした。こうして、チームは、動きのある “リバーサイド” のような、より洗練されたミニマリストなデザインのウォッチフェイスを誕生させたのです。

もちろん、最終的な結果がそうであっても、デザインのプロセスが何の問題もなくスムーズに進むことはありませんし、特に未知の領域に踏み込む場合は。タグ・ホイヤーのチームには、このデザインプロセスにおいて、チーム全体が新しいアプローチで一致団結するために、これまで以上に積極的に取り組むエネルギーが求められました。その際、チームの方向性を確認するため、ベータテスターの人たちにも参加してもらいました。このようにして、常にユーザーに思いを馳せながら、よりエレガントでより成熟した、世界中のコネクテッドウォッチ ユーザーが待ち望む新しいデザインの領域を見い出すことに成功したのです。

新機能と次なる展開

キャリバーE4のウォッチフェイスでは、タグ・ホイヤーが誇るエキスパートのデザイン・開発チームが、全く新しい外観だけでなく、最適化された機能と高度なコンプリケーションを実現しています。ウォッチフェイスの機能がより豊かな、より一貫性のある、より精度の高いものとなったのです。

新しいデザインだけでなく、健康状態、歩数、心拍数を記録したり、最新の天気情報をチェックしたりする新機能もお楽しみ頂けるようになっています。また、カスタマイズ可能なモジュール式ワークアウトは、ウォッチフェイス上に印象的なアニメーションで表示されます。そして、これはほんの始まりに過ぎません。アップデートや機能の拡充もすでに予定されています。