ポッドキャスト Podcast、シーズン3、エピソード10:パスカル・ウェーレイン & アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ

5分

タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチームを過去最高のシーズンへと導いたふたりのドライバーが登場。2023年のチャンピオンシップを振り返り、チームワークと困難への挑戦、そして卓越性の追求について語ります。

時が止まる瞬間があります。それは、自分の中に何か偉大なものが現れ出てくる瞬間。そして時の試練に耐える瞬間でもあります。The Edgeが贈る、非凡な人々が、自らの全てを変えてしまった、ある瞬間にまつわるストーリーを語るトークシリーズ。世界記録、ワールドチャンピオン、ひらめき、人生を変える決断。そうした瞬間を振り返り、どうやってプレッシャー、恐怖、痛みを克服し、自分を限界に、エッジにまで追い込んでいったのかを語ってくれます。エッジに挑む。

Podcast全編をお聞きになるには、Podcastアプリの検索バーに「The Edge TAG Heuer」と入力してください。

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Podcastの目的、それは、自分の限界を超えるための、毎月必要なインスピレーションの源となるために

今回のゲストは、タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラE チームのドライバー、パスカル・ウェーレインとアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ。ふたりがチームワークと大胆さについて語り、チームにとって過去最高のシーズンとなった今季を振り返るスペシャルエピソードをお届けします。勝つために必要なもの、彼らが経験した最大の困難、そして結果に対する彼らの想い。レース中の感情と思考、そして今後の展望について語ってくれました。

注意:お急ぎですか?

それなら、スタートラインに立ち、アドレナリンが湧き出るようなダイジェスト版をご紹介しましょう。そして、Podcastに登録するのをお忘れなく。後でエピソード全体を聴くことができます。「The Edge by TAG Heuer」のシリーズでは、可能性の限界で活躍している非凡な人々とのトークを繰り広げます。レースに参加することと、そのレースで勝利を手にすることとの些細な違い、そして、“エッジ” (私たちを勝利に導くもの) とは何なのか、それを超越するには何が必要かを追求していくシリーズです。

チームに加わったアントニオ

チームへの適応には思ったよりも少し時間がかかり、今もそのフェーズにあります。新しいマシン、新しいタイヤ、新しいチームエンジニア…。学ぶことがたくさんありましたが、時間は限られていました。チームに加わったのはシーズン終盤の10月。数日のテスト日程をこなした後、バレンシアに出場しました。新しいマシンだったので、テストは信頼性に関するものが中心でした。そのため、ドライビングに完全に集中する時間が十分にとれなかった。スタートとしては、理想的ではありません。勝利に導こうとしていたのはパスカルで、僕は付いていくのに必死でしたね。でも、それがいいウォームアップになった。

チームワークについて

パスカル:僕らはとてもいいチームを形成していると思っています。まず、人間関係はとてもいい。この数年の僕らの経験も、互いに似ているんです。初めて会ったのはフォーミュラ3でした。僕らふたりとも、フォーミュラ1のマシンを経験している。アントニオの方がフォーミュラEの経験は多いけれど、僕も4年の経験があるし。

アントニオ:いいチームをつくれていると思いますよ。全く違うタイプのふたりですが、それは問題ではありません。僕は非常に社交的で、人に好かれたいし、嫌われたくないというタイプだけれど、パスカルは嫌われても構わないというタイプだと思います。だけど僕らは最高にうまくやっている。パスカルは非常にフェアだと思います。厳しいけれどフェア、だからこそ一緒にやれるんです。とてもいい関係を築けていて、今後もっとよくなると思っています。

今シーズン力強くスタートを切ったパスカル

パスカル:その後、僕らにかかる期待値が跳ね上がった。本当に。けれど、シーズン中盤、僕らはさらに強くなった。シーズンの終盤こそ、少々予期しない事態となりましたが。

アントニオ:大事なポイントをどこで逃したか振り返るとすれば、それは絶対モナコだったと思います。

2023年チャンピオンシップの結果について

パスカル:悪いシーズンではありませんでした。過去のシーズンでは1勝のみでしたが、今季は4勝を挙げました。大きな前進です。ただ同時に、期待と目標も非常に高くなりました。だから、100%満足はしていません。満足できないし、[満足] してはいけないんだと思います。目指しているのは優勝ですから。けれど、ポジティブな点もあります。それを忘れないようにしたいと思います。僕らふたりとも、表彰台に上った経験が複数回あるんですから。

アントニオ:可能性の断片が見えて、皆の中に新たな怪物が目覚めた。レースに出ることが目的ではありません。目的は勝つこと。僕らは、勝てるんだと言うことを証明したんです。