ストーリー カイ・レニーと共に頂点を極めた10年を振り返る

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2025年9月、タグ・ホイヤーとカイ・レニーとのパートナーシップが10周年という節目を迎えました。彼こそが誰よりもタグ・ホイヤーのモットーである「Design to Win(勝利のために)」の精神を体現するアスリートです。そこで今回は、彼のキャリアにおけるここ10年の重要な瞬間や際立ったパフォーマンスを振り返ります。

これまでの10年間、タグ・ホイヤーの精神を体現し続けてきたカイ・レニー。マウイ島出身の彼は、そのキャリアを通して、同世代のサーファーの中でも最も完成度が高く、圧倒的な実力を持つウォーターマンのひとりとしての地位を確立してきました。ビッグウェーブサーフィン、スタンドアップパドルボード(SUP)、フォイリング、カイトサーフィン、ウインドサーフィン…。カイ・レニーは驚くほどに多彩な競技種目で圧倒的な強さを見せてきました。

2015年:レジェンドの仲間入り

SUPの世界タイトルを初めて手にしてから5年後の2015年、カイ・レニーはタグ・ホイヤー ファミリーの一員になります。この年、彼はスタンドアップ・ワールドシリーズで再び世界タイトルを獲得し、サーファー殿堂入りを果たすのにふさわしい実力があることを証明しました。

2016年:ビッグウェーブで台頭

この年、カイ・レニーはビッグウェーブサーフィンにおける有力な挑戦者として台頭します。彼は地元 マウイ島にある伝説のサーフスポット、ペアヒで行われたGoProチャレンジで優勝し、地球上で最も畏敬の念を抱かせる波の数々を見事に制したのです。その勝利に安住することなく、彼はフォイルやSUPの大会でも圧倒的な強さを見せ続けました。

2017年:プエルト・エスコンディードでの大躍進

2017年、カイはメキシコで開催されたプエルト・エスコンディード・チャレンジにおいて優勝を果たします。この勝利が、彼の生来の技量だけでなく、その紛れもない独自のスタイルでも称賛されるビッグウェーブサーフィン界の第一人者としての地位を確固たるものにしました。

2018-2019年:フォイルとSUPで限界に挑む

カイは権威あるモロカイ・トゥ・オアフ レースで優勝し、SUPフォイリングの限界を押し広げます。彼はまた、ハイドロフォイルによるマウイ島からモロカイ島への横断レースにおいても新記録を樹立。ウォータースポーツを革新していくことへの彼の意欲を示すさらなる証となりました。この時期彼はWSL(ワールド・サーフ・リーグ) のビッグウェーブ・アワードに毎年ノミネートされています。

2020年:巨大ウェーブを制覇し、主要大会総なめの年

2020年、ワールド・サーフ・リーグ(WSL) は、カイ・レニーを「ビッグウェーブ・パフォーマー・オブ・ザ・イヤー」に選出。彼はまた、ポルトガルのナザレで世界最大となる70フィート(21.33m) の巨大モンスターウェーブを乗りこなしたことでも賞も受賞します。このライディングにより、彼はビッグウェーブサーフィン史上最高の選手のひとりとしてその名を刻んだのです。

2021-2025年:極限を支配する

カイは、レッドブル・ビッグウェーブ・アワードでも「パフォーマー・オブ・ザ・イヤー」のタイトルを獲得し、その圧倒的な強さを示し続けます。ペアヒでもナザレも、彼のパフォーマンスは、その激しさと真剣さゆえに常に話題を呼び、SNSでも拡散されました。彼はビッグウェーブツアーの全大会に出場したわけではありませんが、水上での競技中も、メディアにおいても、常に存在感を示し続けてきたのです。

チャンピオンのマインドセット

どうすればこれほど長い間トップに立ち続けることができるのかという問いに対し、カイはこう説明してくれました。「まず、明確な意図、そして時として、理解することすら難しいほどの大きな目標を持つこと。次に、計画を立て、それを達成可能な細かい目標に分解し、視覚化し、不可能なことも達成できると信じることです。

表面的なあらゆる賞賛を超えて、勝利とは、自分がなれる最高の自分になるということ。それは、あらゆる困難や逆境を乗り越えて、自分自身を最高のレベルにまで高めることでもあります。仕事を立派にやり遂げた後に心の中に湧き上がる満足感ほど素晴らしいものはありません。それは生まれたときから僕のDNAの中にあるもの。僕が成長する中でメンターやヒーローから学んだことでもあります。この世において、それ以外の生き方なんてないと思うんです」。</i> カイ・レニーが地平線を追い続ける中、これからの数年も、情熱、精度、非凡なるものへのたゆまぬ追求に駆り立てられ、さらに素晴らしい偉業を成し遂げるであろうことを約束しています。