スポーツ 2025年 モナコ:タグ・ホイヤーが盛り上げる歴史的なグランプリ

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「タグ・ホイヤー グランプリ ドゥ モナコ 2025」は、サーキットで繰り広げられた壮観なレースだけでなく、スイスを代表するウォッチメゾン、タグ・ホイヤーが企画したセレブレーションイベントによっても、歴史にその名を刻むものとなりました。そこで今回は、忘れえぬ感動を残したレースウィークエンドを振り返ります。

モナコGPは、フォーミュラ1(Formula 1®) のカレンダーの中でも最も期待が高まるレースウィークエンドのひとつ。そして今回も、その期待に全面的に応えるレースとなりました。今年で82回目を数えるF1グランプリが開催されるモナコの街中は、スタートから最終ラップまで、研ぎ澄まされたパフォーマンスが展開されました。各マシンがタイトなコーナーをものともせずに猛烈なスピードで駆け抜け、レースの流れを変える戦略を駆使。緊張感がノンストップで続くことによって、活気に満ちあふれていました。

しかし、この週末の熱気は、ピットレーンやアスファルトを超えて、モナコ港に停泊するタグ・ホイヤーを象徴するヨット、ブーゲンビル号にこそ集まっていたのです。まさにVIPゲストや世界を舞台に活躍するタレントたちのランデブーポイントとなったこのヨットが、今年もまた強い印象を残すパーティーのための素晴らしい舞台を提供しました。特に感動的だったのは、土曜の夜。ローラ・ヤングによるライブパフォーマンス、ナオミ・キャンベルのDJセットと続き、カヴィンスキーのフィナーレで熱狂と興奮が最高潮に達しました。

来場したセレブの中には、タグ・ホイヤーのアンバサダーであるイ・ジョンジェ、クリスチャン・ホーナー、ナオミ・シフ、パトリック・デンプシーに加え、オラクル・レッドブル・レーシングのドライバーであるマックス・フェルスタッペンと角田裕毅もいました。もちろん、メゾンの親しい友人たちも多数駆けつけていました。

「このひとときには、モーターレーシング、創造性、精度、そして私たちを前に進めさせてくれる人たちといった、タグ・ホイヤーが重視するものすべてが反映されています。このエネルギーを、モナコという国、私たちのパートナー、そしてタグ・ホイヤー ファミリー全員と共有できることを誇りに思います」とタグ・ホイヤー CEOのアントワーヌ・パンは語りました。

レーシングスピリットを称える3本の大胆な新作タイムピース

この週末のハイライトのひとつが、タグ・ホイヤーのレーシングヘリテージを称える3本の新作タイムピースの発表でした。

  • タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ × ガルフ:映画『栄光のル・マン』(1971年公開) とスティーブ・マックイーンのレーシングスピリットに捧げるトリビュートウォッチ。971本限定のこの時計は、シルバーオパーリンのダイヤルにガルフのシグネチャーカラーを配しています。マックイーンが映画で着用した、オリジナルレーシングスーツと同じメーカーが製造しているノーメックス® のテキスタイルストラップを組み合わせています。
  • タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ ストップウォッチ:1970年代のヴィンテージ計時機器からインスピレーションを得た、970本限定のこのエディションは、ブラックDLCコーティングを施したチタン製ケースに、レッドのミニッツトラックを配しています。この時計を駆動するのは、タグ・ホイヤーを象徴するムーブメント「キャリバー11」です。
  • タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ:時計製造技術の粋を極めたこのモデルは、グレード5チタン製 (重量わずか85グラム)。これまで製造されたスプリットセコンド クロノグラフ ムーブメントの中でも屈指の軽さと複雑さを誇る「キャリバーTH81-00」を搭載しています。

激しい競争に直面する、オラクル・レッドブル・レーシング

レースに関して言えば、オラクル・レッドブル・レーシングにとって明暗が分かれた週末となりました。マックス・フェルスタッペンは、ポールポジションから圧勝したランド・ノリス(マクラーレン) の後塵を拝したものの、4位でフィニッシュ。2位に入ったのは、母国でのグランプリとなったシャルル・ルクレール(フェラーリ)。これにオスカー・ピアストリ(マクラーレン) が続きました。一方、角田裕毅は残念ながらトップ5入りを逃しています。

次戦は、バルセロナで開催されるスペインGP。オラクル・レッドブル・レーシングは、ますます激化する競争の中で巻き返しを図ります。チャンピオンシップは混戦模様で、その行方も不透明なため、ファンにとっては、今後さらに多くの波乱の展開が期待できる状況となっています。