時計 アイコンを再解釈:生まれ変わったタグ・ホイヤー モナコ

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2025年のフォーミュラ1 タグ・ホイヤー グランプリ・ドゥ・モナコを舞台に、タグ・ホイヤーは、これまでで最も大胆なタイムピースである、TH-チタン製タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフを発表します。素材において極めて先鋭的でありながら、製造に熟練の技が光る、このコレクターズアイテムは、高級時計製造に技術的卓越性を融合させ、アヴァンギャルドな時計製造の新しい時代の幕開けを告げます。

タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ(Ref. CBW2185.FTC8350)

フランス語で「ラトラパンテ」と呼ばれるスプリットセコンド機能を備えたクロノグラフは、長年にわたり、計時精度における究極の基準とされてきました。100年以上も前にホイヤーが初めて開発に着手し、サーキットやオリンピックでのタイムキーパーを務める中で完成されたこの優れた機能。2つの時間間隔を同時に計測することを可能にするので、モータースポーツや、ラップタイム計測、スピードを競う大会などに最適です。このタイムピースの心臓部で鼓動を刻むのが、ヴォーシェ マニュファクチュールと共同開発した、わずか30gの超軽量キャリバーTH81-00。時計全体の重さもわずか86gです。

素材が活きる場所

ケースに使われている素材は、THチタン。タグ・ホイヤー ラボで完全自社開発された先駆的な素材です。4年の歳月をかけて開発されたこの独自合金は、熱処理によって原子構造を再編成させることで、それぞれの時計に固有の自然なファセットパターンを現出させます。その結果、驚くべき技術的大躍進がもたらされました。エネルギーと動きを触覚的に表現し、視覚的な独自性と、航空宇宙グレードの性能に求められる強度と軽さを兼ね備えています。

透明性とスピードのために生まれた構造

ベゼルとダイヤルにサファイアクリスタルを採用し、ムーブメントの内部構造を覗かせます。サテン仕上げとブラックDLCコーティングを施したチタン製ブリッジ、ポリッシュ仕上げの面取り、ハンドペイントのレーシングストライプを目にすることができます。クロノグラフの針、プッシュボタン、カウンターに施されたライムグリーンのアクセントが、サーキットの鮮やかなシグナルを彷彿とさせながら、最高の視認性を確保します。

精度の新時代

ジャン・カンピチェがフェラーリのラップタイムを計測していた1970年代から、タグ・ホイヤーのクォーツ式スプリットセコンド腕時計が発表された1989年まで、スプリットセコンドの計時機能はタグ・ホイヤーの競争心を形作ってきました。この最新作は、過去を振り返るのではなく、レーシング精度がどのようなものであるかを書き換えることによって、その伝統を継承しています。

ハンドステッチのブラックカーフストラップと、フルサファイアクリスタルのケースバックを組み合わせたそれぞれのタイムピースには個別にシリアル番号が振られ、紛れもなく唯一無二の存在となっています。