ストーリー 壁を打ち破る:F1アカデミー™について知っておきたいこと

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フォーミュラ1(Formula 1®) は、長年にわたり、スピード、精度、たゆみないイノベーションの代名詞となってきました。そして今、このスポーツは新たな革新の進化を目の当たりにしています。それは、次世代の才能あふれるレーサーに向けてサーキットの在り方そのものを再定義する動きです。

F1アカデミー™は、モータースポーツの最高峰で女性ドライバーの育成を目指す、革新的な取り組みです。その公式パートナー、タイムキーパーとして、タグ・ホイヤーはサーキットでの成功が性別ではなく、その才能によって決まるモーターレーシングの未来を形作っていくために尽力していきます。

F1アカデミーについて

2022年に設立され、2023年に発足したF1アカデミー™は、女性ドライバーの発掘、育成、そしてモータースポーツの最高峰へと導くことを目的とした、女性限定のシングルシーター・レーシングシリーズです。このシリーズは体系的なプラットフォームを提供し、プロフェッショナルなレースへのアクセスを広げるとともに、より高いレベルの競技へと繋がる才能の育成ルートを確立しています。

元フォーミュラ1(Formula 1®) テストドライバーのスージー・ヴォルフのリーダーシップのもと、F1アカデミー™は、女性アスリートの育成に力を注いでいます。彼女たちがハイリスクで、結果次第では人生が大きく変わってしまうモータースポーツの世界でトップレベルの指導やトレーニングが受けられ、十分な注目を集められるエコシステムの構築を目指しています。

参加ドライバー

F1アカデミー™のグリッドには、モータースポーツ界の有力チームにサポートされた、新進気鋭の才能あふれるドライバーたちが集結しています。2024年シーズンには、レッドブル・レーシング、メルセデスAMG・ペトロナス、フェラーリといったフォーミュラ1(Formula 1®) のコンストラクターが支援するチームに所属する15人の若き女性ドライバーが参戦。

中でも、ドリアーヌ・ピン(メルセデス)、マヤ・ウィグ(フェラーリ)、ハムダ・アル・クバイシ(レッドブル・レーシング) といった新星たちが話題を呼びました。フォーミュラ1(Formula 1®) 週末開催のうちの7戦でレースが行われたシーズン中、彼女たちは世界的な注目を浴びながら競い合い、モータースポーツの未来が多様性に富み、ダイナミックで、間違いなくスピードに満ちていることを証明しました。

F1アカデミー™を率いる人物

2023年、スージー・ヴォルフがF1アカデミー™のマネージング・ディレクターに任命されました。根っからのレーサーであるヴォルフは、元プロレーシングドライバーであり、モータースポーツ界で最も影響力のある人物のひとりでもあります。ヴォルフが現在取り組んでいるのが、サーキットの中でも外でも、多様性と活躍できる機会を増やすこと。彼女は次のように説明します。「私たちは、サーキットの内外を問わず、モータースポーツのあらゆるレベルで女性の参加を促進することで、この業界を根本的に変えるというまたとない機会を手にしています」。

Road Ahead とは何ですか?

世界的な規模でのファンの増加、トップチームとの提携、さらにタグ・ホイヤーの揺るぎないサポートにより、F1アカデミー™はモータースポーツに大変革をもたらす可能性を秘めています。競争という側面を超えて、この取り組みは、レーサー、エンジニア、チームマネージャーなど、若い女性たちがモーターレーシングを実現可能なキャリアパスとして捉えられるよう勇気づけていくことで、長期的な変化の土台作りをしていきます。

F1アカデミー™の勢いが増す中、ひとつだけ確かなことがあります。それは、平等へのレースがすでに本格的に動き出しているということです。そして、タグ・ホイヤーの高精度計時システムがすべてのラップを導くことで、モータースポーツの未来はかつてないほどに明るいものとなっています。