サヴォワールフェール タグ・ホイヤー ウォッチを着用していない時に気を付けるべきことは?

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着用していないタイムピースのコンディションを良好に保つために、気を付けるべきことをご紹介します。

他の時計を身に着けている時でも、タグ・ホイヤー ウォッチはそのコンディションを良好に保っておくことが必要です。そうしないとウォッチの劣化を早めることになるでしょう。なぜでしょうか? そのいくつかの理由をこの記事でお話しします。せっかく手に入れた素晴らしいタイムピースをそのような目に遭わせることは誰も望みません。ウォッチの内部と外観をベストな状態に保つために、気を付けるべきことをご紹介します。

安全で乾いた場所に保管する

不意の衝撃はウォッチの損傷につながります。ウォッチは種類を問わず、そうした恐れのない場所で保管してください。保管場所は安全であることに加え、乾燥していることも重要です。また温度を一定に保つことで、風防に結露が発生するのを防げます。

すべてのタグ・ホイヤー ウォッチはラボでの厳格な防水性試験をパスしていますが、リスクがゼロになることはありません。ケース内に湿気が侵入すると、ダイヤルの外観を損なうばかりか、最悪の場合にはムーブメントのステンレススティール製部品に腐食やさびを引き起こします。結露に気付いたら、すぐに柔らかく乾いた布で表面の水分を拭き取りましょう。計時機能に問題が生じた場合は、湿気が内部に浸み込んでいないか確認するため専門家による点検を受けてください。

ホコリから守る

もう1つの厄介者がホコリです。ケース内部やムーブメント上に入り込んだホコリは不具合の原因となります。ごく小さな点のようなホコリであっても、歯車の動きを妨げることがあるのです。ホコリがムーブメントに入り込まずにダイヤル表面にとどまっていたとしても、ひとたびホコリが内部に入ってしまえば、ダイヤルを見るたびそこばかりに目が行ってしまうでしょう。そうなった場合はホコリを取り除く必要がありますが、そうなる前にホコリの侵入を防ぐことが大切です。湿気とホコリは、しっかりと密閉できる場所に保管することで防げます。

磁気を避ける

また、ウォッチは磁気を発する物から離れた場所で保管してください。磁気は計時機能に影響を及ぼし、自動巻や手巻の機械式ムーブメントを止めてしまうこともあります。クォーツウォッチは電磁波にも弱いため、PCやスマートフォン、タブレットなどの近くには置かないでください。

ウォッチをしばらく使わない場合の保管については、機械式(自動巻または手巻)、クォーツ、ソーラー駆動型、コネクテッドなどウォッチの種類によって注意点が異なります。

タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ (レファレンス: CBS2216.BA0041)

機械式ウォッチ

例えばタグ・ホイヤー カレラ クロノグラフをお持ちの方なら、機械式ウォッチにはローターを備える自社製自動巻ムーブメントが搭載されていることをご存じでしょう。これらのウォッチは自動巻ムーブメントを常に動かしておくことがベストです。ウォッチワインダーを使用するか、少なくとも週に1度は手動で巻き上げを行ってください。これは、ムーブメントの性能を維持する潤滑油が凝固したり乾いたりするのを防ぐため。潤滑油が劣化すると専門家による修理が必要になります。巻き上げは、必ずリューズを緩め、ニュートラルポジションにしてから行ってください。カレラ クロノグラフは40回以上巻き上げれば、円滑な動作を維持できます。

手巻機械式ムーブメントも同じ理由で、ムーブメントの潤滑油の流動性を保つために定期的に巻き上げを行う必要があります。また、お手入れを万全にしている場合でも、5~7年に1度は専門家による点検を受けてください。そうすることでウォッチは最高のパフォーマンスを発揮できます。

タグ・ホイヤー フォーミュラ1 クロノグラフ レッドブル レーシング スペシャルエディション (レファレンス: CAZ101AL.BA0842)

クォーツウォッチ

多くの方がクォーツ ムーブメントのウォッチを1つはお持ちでしょう。スポーティさが際立つタグ・ホイヤー フォーミュラ1 クロノグラフ レッドブル レーシング スペシャルエディションもクォーツウォッチの1つです。クォーツウォッチの電池の寿命は平均2~3年で、ウォッチの種類によっても異なります。クロノグラフウォッチで機能を頻繁に使用する場合、電池の寿命が早まることもあります。ありがたいことに、クォーツウォッチの多くは電池切れ表示 (EOL) によって電池の交換時期を知らせてくれます。正しい時刻が表示されているのに秒針が2~5秒ずつ進むようになれば交換のサインです。  このサインが出た場合や、秒針が完全に停止した場合、時刻表示が遅れたり進んだりしている場合は、すぐに電池を交換してください。放置すると電池が破裂して腐食性の化学物質が内部部品に漏れ出し、ウォッチに修復不可能な損傷を与える恐れがあります。クォーツウォッチを保管する際はリューズを引き出して動きを止めておくと、電池の寿命を節約できます。

タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル200 ソーラーグラフ (レファレンス: WBP1114.BA0000)

ソーラークォーツウォッチ

電池の中には太陽光を動力とするものがあります。タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル200 ソーラーグラフに搭載されているTH50-00がその1つです。太陽光を照射するだけで充電されるこのウォッチは、太陽の下にわずか2分置くだけで丸1日動き続けます。20時間照射すれば、6ヶ月動き続けられます! 光の当たらない場所にある時はパワーセーブモードに切り替わり、次の照射までエネルギーを保存します。長期間着用しておらずウォッチが止まってしまった場合でも、わずか10秒太陽の光を当てるだけで再び動き出します。

TAG Heuer Connected Calibre E4 × Oracle Red Bull Racing Edition (レファレンス: SBR8A80.EB0365)

コネクテッドウォッチ

TAG Heuer Connectedには、1日中使用できるだけのエネルギーを確保するリチウム電池が装備されています。毎晩充電することで翌日分のエネルギーが蓄えられます。

ウォッチの美しさや光沢を維持するため、保管する前には柔らかく乾いた布で優しく拭いてください。

けれど、ご心配なく。これらのアドバイスを守ったにも関わらず、お手元のタグ・ホイヤー ウォッチにダメージが生じてしまった場合は、タグ・ホイヤー アフターサービス部門のエキスパートへご相談ください。解決策をご案内します。