ポッドキャスト ポッドキャスト、シーズン4、エピソード4:ビアンカ・セナ

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今回のゲストは、アイルトン・セナの姪であるビアンカ・セナ。彼女は、3度の世界チャンピオンに輝いたこのF1界のレジェンドの価値観や功績にインスパイアされた様々なブランドアセットを管理するために、一族によって創設されたブランド「セナ」のCEOでもあります。

タグ・ホイヤーのPodcast『The Edge』シーズン4へようこそ。エピソード4のゲストは、アイルトン・セナの姪であるビアンカ・セナ。彼女は、3度の世界チャンピオンに輝いたこのF1界のレジェンドの価値観や功績にインスパイアされた様々なブランドアセットを管理するために、一族によって創設されたブランド「セナ」のCEOでもあります。このエピソードでは、ビアンカが、アイルトン・セナ・インスティテュートの成り立ち、セナのビジョン、そして彼のレガシーがインスティテュートを通じてどのように受け継がれているかについて話してくれます。さらに、ヘルメットを脱いだときのセナ、その名を超えて受け継がれていくセナについての話も聞くことができます。それでは、ナオミ・シフがホストを務めるタグ・ホイヤーのPodcast『The Edge』をお楽しみ下さい。

Podcast全編をお聞きになるには、Podcastアプリの検索バーに「The Edge TAG Heuer」と入力してください。

このPodcastの目的 自分の限界を超えるための、毎月必要なインスピレーションの源となること。

お急ぎですか?

それなら、スタートラインに立ち、アドレナリンが湧き出るようなダイジェスト版をご紹介しましょう。そして、Podcastに登録するのをお忘れなく。後でエピソード全体を聴くことができます。「The Edge by TAG Heuer」のシリーズでは、可能性の限界で活躍している非凡な人々とのトークが繰り広げられます。レースに参加することと、そのレースで勝利を手にすることとの些細な違い、そして、“エッジ” (私たちを勝利に導くもの) とは何なのか、それを超越するには何が必要かを追求していくシリーズです。

アイルトン・セナの遺言

アイルトン・セナ・インスティテュートは、アイルトンが抱いていた夢でもありました。アイルトンは生前、私の母と話をしていたときに、ブラジルの子どもたちを支援する方法に関して、もっと専門的に運営されるようになって欲しいと言っていました。残念ながら、イモラで起きた事故のためアイルトンがこれを実現させることはできませんでしたが、母と私たち家族は彼の願いを叶えるために、財団を設立することを決意したのです。実際に財団を設立したのは1994年のことです。私たちのやり方は、アイルトンの写真や製品のライセンスを付与することから得られる収益全てを、私たち全員が財団で行っているプロジェクトの資金に充てるというものです。

子どもたちを支援するための財団

ブラジルの子どもたちを実際に支援する最善の方法は、質の高い教育を提供することです。と言うのも、ブラジルでは子どもたちのほぼ95%が公立の学校に通っています。しかし残念ながら、この公立の学校制度は実に質が悪いのです。例えば、100人の生徒が入学しても、卒業するのは50人しかいません。そして、この50人のうち上級の学校に進むのはわずか10人。さらにこの10人のうちポルトガル語ができる子は5人だけ。数学に至っては、できる子が1人しかいないといった状況です。この状況はブラジルの人々にとっても大きな損失です。私たちが人生を十分に生き切ることができるようにするためにも教育が必要です。だからこそ、私たちは1994年からこれまで30年間、ブラジルで3,600万人以上の子どもたちを支援してきたのです。私たちはまた、ブラジル全土の3000以上の自治体で、30万人以上の教師を養成しました。

アイルトン・セナとタグ・ホイヤーとのユニークな絆「リンク」

タグ・ホイヤーとの絆は、アイルトンの生涯の中で最も大きな絆のひとつだったと思います。当時、マクラーレンとスポンサー契約をスタートさせましたから。アイルトンは何かに関わる場合、きちんと関わりたいと思っていた人です。そして彼は、自分が着用する時計が他とは違う何かを持った時計であることを確実なものとすることにも興味を持っていました。そこで彼は「リンク」というブレスレットの製作に携わり、これは今でもタグ・ホイヤーの新しいモデルに使われているブレスレットのひとつとなっています。スポンサーシップの関係だけでなく、彼がこの製品に関わったことで、最初からタグ・ホイヤーとのつながりが始まっていたのだと思います。それ以来、タグ・ホイヤーと私たちは、30年以上にわたって、ひとつの家族として一緒にやってきたのです。