ポッドキャスト Podcast、シーズン4、エピソード2:コーリー・ウィリアムズ
今回のゲストは、エリートサイクリストのコーリー・ウィリアムズ。2019年、コーリーは兄のジャスティン・ウィリアムズとともにUCIコンチネンタルチームの「リージョン オブ ロサンゼルス (L39ION of Los Angeles)」を立ち上げます。その目指すところは、サイクリング界のダイバーシティとインクルージョンの向上でした。このエピソードでコーリーは、彼らのチームが席巻した2021年のタルサ・タフ シリーズを含め、今の彼を形作った重要な瞬間を振り返ります。彼はまた、エリートサイクリストになるために必要なこと、チームがサイクリング コミュニティに与える影響、そしてスポーツの未来についての自らのビジョンについても語っています。それでは、ナオミ・シフがホストを務めるタグ・ホイヤーのPodcast『The Edge』をお楽しみ下さい。
Podcast全編をお聞きになるには、Podcastアプリの検索バーに「The Edge TAG Heuer」と入力してください。
このPodcastの目的 自分の限界を超えるための、毎月必要なインスピレーションの源となること。
注意:お急ぎですか?
それなら、スタートラインに立ち、アドレナリンが湧き出るようなダイジェスト版をご紹介しましょう。そして、Podcastに登録するのをお忘れなく。後でエピソード全体を聴くことができます。「The Edge by TAG Heuer」のシリーズでは、可能性の限界で活躍している非凡な人々とのトークが繰り広げられます。レースに参加することと、そのレースで勝利を手にすることとの些細な違い、そして、“エッジ” (私たちを勝利に導くもの) とは何なのか、それを超越するには何が必要かを追求していくシリーズです。
サイクリングとの恋愛関係の馴れ初め
僕は、サイクリストである父を見て育ちました。多くの子どもがそうであるように、僕も父に憧れ、父のようになりたいと思っていた。父は日曜日になると自転車レースに参加し、僕も小さな自転車で一日中走り回っていた。夕食時になると、家族に家に帰って来いと大声で呼ばれましたよ。
コーリー・ウィリアムズのストーリー
初めて出場した自転車レースでは、4回ほどラップされてしまった。次回はこんなことは絶対に起きないと思ったことを覚えています。僕はとても負けず嫌いだから、この敗北が、僕の中にある何かに火をつけたんです。それが燃えさかる炎になり、今も燃え続けています。もうラップされることはありませんが、それでも常に上を目指したいと思っています。
エリートサイクリストになるには
時間と共に多くを犠牲にすること。サイクリングとは1日をかけるスポーツですからね。起きて、走って、その後すぐにリカバリーが始まる。何を食べるか、どのように眠るか、その他もろもろのあらゆることが関わってくる。多くの時間を費やすことが求められると思います。
兄と創設したチーム、リージョン (L39ION) について
当時、他のチームにいましたが、出場機会には恵まれませんでした。自分自身を証明する機会がなかった。そういう状況に嫌気がさして、自分たちのチームを作りたいと思ったんです。時には、自分自身に賭けることが正しい場合もある。結果的にうまくいきました。その前に、「Concept Team」というチームを作っていました。ジャスティンは、引退しようとしていたマイルズと同じようにプロのチームにいました。マイルズは、ひとりでレースをする方が楽しいという結論に達しました。僕たちは、厳格なやり方ではなく、もっと別のやり方で、誰でもサイクリングに挑戦できるようにしたかったんです。僕たちはみんな負けず嫌い。チームオーナーやチームディレクターを抱えるという余分なストレスから解放されたかったし、サイクリングの拠点を提供し、自分たちが素晴らしいと感じたこの新しい方法で同じように楽しんで欲しかったんです。
家族と一緒に取り組む
言い争いはしょっちゅうです。僕たちはいつも腰を落ち着けて、最高のアイデアを考え出そうとしています。自分のアイデアの方が相手より優れていると思うこともあるし、それが原因で衝突することもあります。メリットは、絆が深まること。そうして出した結果で、僕たちの影響力を目にする。素晴らしいことだと思います。
サイクリング界のインクルージョン
自転車レースに参加する有色人選手が増えてきたと思います。クールなストーリーがあります。2021年のタルサでは、2人の小さな黒人の女の子たちが僕に近づいてきて、僕が参戦しているからこのレースを見に来たと言ってくれたんです。僕にとってこれはとても特別なことでした。と言うのも、子どもの頃、このスポーツで、黒人や有色人種の選手がレース会場にいることはほとんどなかったから。レース直前、2人の女の子たちが僕に近づいてきたときは、感動を覚えました。