時計 レッドカーペットに登場した ライアン・ゴズリングのタイムピース
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それぞれの業界のアイコンである2つの存在が一緒に登場すれば、当然、ニュースになります。この25年ほどの間に、その豊かな才能、とてつもなく大きなプレッシャーがかかる仕事を耐え抜く忍耐力、そして驚くべき多才さによって、映画界を代表するスターの地位を固めたライアン・ゴズリング。その正統派ハンサムルックで、コメディでも、ロマンス、ファンタジーでも、さらにスタントマンを演じた最新作『フォールガイ』のようなアクション映画でも、常に際立った存在感を示しています。
そんな彼が着用するウォッチとしてこれ以上ふさわしいものはないというのが「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」。その由緒ある血統を遡ると、36mmケースにバルジュー72を搭載していた1963年のモデルにまで行きつきます。中米を走破する過酷極まるラリー「カレラ・パナメリカーナ」に参戦していたレーシングカーの世界で誕生したこのタイムピースは、以来、その気品あるスタイルで愛され、タグ・ホイヤーを代表するモデルであり続けています。タグ・ホイヤーのカタログからはいったん姿を消しますが、1975年、ファッショナブルなクッションケースの自動巻モデルとして再登場。自動巻クロノグラフ開発の立役者のひとりであるジャック・ホイヤーが、主要レースの勝者にこのウォッチを贈るようになってから、「カレラ」は紛れもない成功のシンボルとなっていきました。
タイムレスなタイムピース
タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフのクラシカルな魅力は、時を経ても衰えることはありません。今回の新作は、6時位置の日付表示や、スピード好きを魅了するタキメータースケールなど、これまでのモデルの遺伝子を色濃く受け継いでいます。モータースポーツが起源であったことを想起させる規則正しい縦方向のサテン仕上げが施されたイエローゴールドプレートのダイヤル上では、それぞれ9時位置と3時位置に配されたダークカラーの12時間計と30分計がやはりエレガントに際立ち、6時位置ではブラックのスモールセコンド針が控えめに時を刻んでいます。夜間には、スーパールミノバ® が時分針とインデックス上部を明るく照らし出します。1975年バージョンと同様に、タキメータースケールを覆うようにアーチ型サファイアクリスタルが延びているので、視認性も向上しています。
緩やかにカーブを描く39mmのケースは、手首に心地よくフィットします。ラグもブレスレットバーを包み込むよう空気力学的観点から先細りになり、非常にスマートなフォルムに仕上がっています。1975年モデルとの顕著な違いは、リューズが右側に戻ったことと、クロノグラフのスタート/ストップ/リセットにエッジの効いたプッシュボタンが採用された点です。
この時計を駆動するのは、毎時28,800振動を刻む自動巻自社製キャリバーTH20-00。ケースバックから見ることのできる、このモデルのために作られた両方向回転のローターによって巻き上げられ、最大約80時間のパワーリザーブを実現しています。
類まれなモデル
このタグ・ホイヤー カレラ クロノグラフに合わせられているのはカーフスキン ストラップですが、ライアン・ゴズリングが着用したタイプは、ひと味違います。彼のために特別に制作されたモデルには、イエローゴールドのミラネーゼ メッシュブレスレットが付き、世界中の有名サーキットで熱戦を繰り広げた命知らずのレーサーたちの手首を飾っていた昔の写真で時折見かける1970年代のモデルが鮮やかに蘇っています。スタイリッシュなカーフスキン ストラップが付いたカレラ クロノグラフは、タグ・ホイヤー ブティックおよびタグ・ホイヤー公式サイトでお買い求め頂けます。