サヴォワールフェール タグ・ホイヤーの新しいアイウェア・コレクションのデザイナーをご紹介します

ダイナミックなデザインの領域で、『The Edge by TAG Heuer』はレナート・モンタグナーとの出会いを果たします。レナート・モンタグナーは、前回のコレクションから10年の時を経て発表された、タグ・ホイヤーの新しいアイウェア コレクションをデザインしたクリエイティブ・ディレクターです。今回、このイタリア人のデザイナー兼建築家が、男性、女性、そしてあらゆる性自認を持つ人々のために、どのようにコレクションのアイウェアをデザインし、制作したかを語ってくれました。インタビューが行われたのは、イタリアのヴェネツィアにある彼のアトリエ。そこで私たちは、インスピレーション、機能性に対する彼の情熱、スイスのデザインが彼の作品に与えた影響などについて語り合いました。

レナート・モンタグナーは大学時代を振り返り、ル・コルビュジエが彼に多大な影響を及ぼした「マエストロ (師匠)」だったと回想します。人体のプロポーションに着目したこの影響力の強い建築家が、モンタグナーのデザイン哲学に消えることのないインパクトを残します。モンタグナーは、建築家として身体のダイナミクスや動き、空間に居住する人々を扱うときなど、さまざまな専門性を発揮する場面でこの基本原則を取り入れるよう努力しています。新しいアイウェア コレクションでも、人体の押し出しに由来するデザインを生み出すことに力を注ぎ、ランニングや仕事などの活動中に、最高のパフォーマンスレンズをどのようにすればシームレスに顔にフィットさせることができるかを探りました。

テーラーメイドの解決策を選ぶと、自分の肉体をより強化し、完璧に調整された独自のスタイルを作り上げることができます。厳密にはファッションとは分類されないかもしれませんが、この個性的なアプローチには重要な意味があります。重視されたのは性能としての視界。そのためには、最高級のフィルター、レンズ、そしてランニング、通勤、サイクリングなどさまざまな活動に関わる中で、一日を通して長時間着用するために最適なデザインなどが求められました。最大の難題は、着用しているときにはほとんど見えず、自分の延長のようにシームレスに溶け込むものを作ることにありました。

アヴァンギャルドにはリスクを受け入れることも含まれ、このコレクションはイノベーションを象徴しています。再生グラファイト、バイオナイロン、コルクなどの要素を取り入れ、アイウェアの着用体験に革命を起こすことを目指しました。タグ・ホイヤーは、15年前にこのシフトに先陣を切って挑戦することで、真のアヴァンギャルドなスピリットを形にしたのです。今回、タグ・ホイヤーはイノベーションへの揺るぎない情熱をもって、限界を押し広げながらアイウェア コレクションを復活させました。

タグ・ホイヤーと言えば高精度。1ミリ秒が大切なら、1ミリも大切です。新しいコレクションは軽量デザインが中心なので、グラファイトが取り入れられています。スキー用具、テニスラケット、ゴルフクラブなどの素材として広く知られるグラファイトは、強靭で安定性があり、軽量であることで有名です。グラファイトもカーボンファイバーも、軽量化という目的を達成するために最適な素材として浮上しました。ただし、着用時に最高の快適性を約束する柔軟性を追求することが、最適なフィット感のためにチタンを見直したシステムにモンタグナーが取り組み、その特許を取得することにもつながりました。多様な素材、最先端技術、そして新しい特許の融合は、彼に「これはまさにアヴァンギャルドな自信作だ」と宣言する力を与えたのです。

アイウェアのパッケージと言えば宝石箱のようなものをイメージする人も多いのですが、モンタグナーのビジョンは、工業製品に使われているようなパッケージを作ることにありました。彼にとって、パッケージは製品の延長ではなく、中に入っているものを保護するものだったからです。その結果、モンタグナーが選んだのが、ダークグレーの工業用段ボール。あらゆるエレメントがスイスで丹念にデザインされ、イタリア、ドイツ、フランスで製造されます。ヨーロッパでパッケージを製造できるようにするのには苦労しましたが、モンタグナーならではのアプローチによって、接着剤の使用を最小限に抑え、インクを使わない、コストパフォーマンスの良い段ボール箱の製造が可能になりました。これは、シンプルさと環境に配慮した仕事のやり方に対するモンタグナーのコミットメントを強調するものとなっています。

タグ・ホイヤー アバンギャルド アイウェア コレクションをウェブサイトでご覧ください。