ポッドキャスト Podcast、シーズン3、エピソード12:ペトラ・クビトバが語るキャリアを長続きさせる秘訣

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The Edgeが贈る、非凡な人々が、自らの全てを変えてしまった、ある瞬間にまつわるストーリーを語るトークシリーズ。今回のゲストは、2度のグランドスラムタイトルを含む31個のシングルス優勝トロフィーを手にし、WTA世界ランキング2位にまで上り詰めたこともあるペトラ・クビトバです。

時が止まる瞬間があります。それは、自分の中に何か偉大なものが現れ出てくる瞬間。そして時の試練に耐える瞬間でもあります。The Edgeが贈る、非凡な人々が、自らの全てを変えてしまった、ある瞬間にまつわるストーリーを語るトークシリーズ。世界記録、ワールドチャンピオン、ひらめき、人生を変える決断。そうした瞬間を振り返り、どうやってプレッシャー、恐怖、痛みを克服し、自分を限界に、エッジにまで追い込んでいったのかを語ってくれます。エッジに挑む。

Podcast全編をお聞きになるには、Podcastアプリの検索バーに「The Edge TAG Heuer」と入力してください。

Podcastの目的、それは、自分の限界を超えるための、毎月必要なインスピレーションの源となること。

今回のゲストはテニス選手のペトラ・クビトバ。今も衰えを知らないその長い選手生活の中で2つのグランドスラムタイトルを含む31のシングルス優勝トロフィーを手にしてきたペトラが、この数年の自らの歩みと将来への希望を語ってくれました。2011年のウィンブルドン初優勝の感動と興奮を思い起こし、2023年シーズンの感想を語ります。また、自身のキャリアが長続きしていることや成功の秘訣、さらにそれに伴う困難とその克服法についても話してくれました。それでは、テオ・ヴァン・デン・ブロークがホストを務めるタグ・ホイヤーのPodcast『The Edge』をお楽しみください。

注目して下さい。少し時間がありますか?

それなら、スタートラインに立ち、アドレナリンが湧き出るようなダイジェスト版をご紹介しましょう。そして、Podcastに登録するのをお忘れなく。後でエピソード全体を聴くことができます。「The Edge by TAG Heuer」のシリーズでは、可能性の限界で活躍している非凡な人々とのトークが繰り広げられます。レースに参加することと、そのレースで勝利を手にすることとの些細な違い、そして、“エッジ” (私たちを勝利に導くもの) とは何なのか、それを超越するには何が必要かを追求していくシリーズです。

キャリアを長続きさせる秘訣

それは、どんな練習をするか、何を食べるか、どんなフィットネスをやるか、プロのアスリートとしてやるべきことは何なのかを毎日考え、そのすべてを実行していくことだと思います。

テニスへの向き合い方でキャリア初期から変わったこと

今は、試合前に起こっている色々なことについて、前よりも真剣に考えるようになったと思います。試合中もそうです。ツアーに参加し始めた若い頃は、怖いもの知らずでした。物事をあまり深刻に考えていませんでしたから。私は経験が浅かったので、とにかく少しでも強い選手と対戦し、多少無茶なことも平気でやっていました。そうやって何年かが過ぎた今、私は選手としても、人間としても変わったと思います。

キャリアにおける転機について

転機となったのは、全米オープンだったと思います。正確に何年だったかは覚えていませんが、2009年から2010年あたりだったと思います。3回戦で、当時世界ランキング1位だったディナラ・サフィナ選手を破った時です。

2011年のウィンブルドンで初のグランドスラムタイトルを獲得したことについて

自分にとっても、コーチにとっても、家族にとっても、皆さんにとっても想定外のビッグサプライズでした。その年、たぶん私は第8シードだったと思います。世間の期待も高くありませんでした。実際、どの試合でも、対戦相手の方が勝つと思われていましたから。  優勝できるなんてとても思える心境ではありませんでした。だから正直、あまり深く考えていませんでした。そしてプレーを始めると、とにかく素晴らしいプレーができたんです。優勝したときは、正直、とても信じられませんでした。だから本当にサプライズだったんです。嬉しかった。色々な想いが混じり合って、感無量でした。