時計 伝統のクロノグラフ

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新しいタグ・ホイヤー モナコ スペシャルエディションは、モナコGPの伝統を祝し、1970年代に発表されたデザインを復刻したものです。伝統とモダ ンな素材を組み合わせ、クロノグラフを搭載した レース界にふさわしいデザインとなっています。

TAG Heuer Monaco (CBL2180.FC6497)

タグ・ホイヤー モナコの大胆なイノベーションを 具現化したクロノグラフは、近代のレーシング界に おけるクロノグラフの神秘性を捉え、更に進化さ せるものとなっています。1969年の発表以来、タ グ・ホイヤー モナココレクションは、大胆なイノ ベーションにより、高級腕時計のデザインにおける あらゆる面を刷新してきました。手巻きクロノグラ フしかなかった時代において、モナコは自動巻き クロノグラフの先駆者となりました。それまで主流 だったモノクロのダイヤルに代わり、モナコは鮮や かなブルーのダイヤルと、ホワイトのインデックス やレッドのアクセントが目を惹きました。

 

しかし、モナコのデザインの最も革新的な点 は、それまで円形が主流だったクロノグラフに防 水性のスクエアケースを採用したことでした。「モ ナコ」の名前自体も、モナコ公国の比類のないラ グジュアリーと、危険と隣り合わせのF1レースの二 元性をよく反映しています。

TAG Heuer Monaco (CBL2180.FC6497)

モナコは発表当時から、コンテンポラリーデザ インの最先端を具現していました。1960年代の ミッドナイトブルーと鮮やかなホワイトから、1970年 代初期に採用されたコントラストカラーのグレー トーンまで、モナコはポップカルチャーを反映しつ つ、デザインの限界に挑戦していました。1970年代 後半にデザインが刷新され、マットブラックのケー スとダイヤルに、鮮やかなオレンジとホワイトのア クセントカラーでコントラストを効かせ、レーサー に寄り添う便利なクロノグラフを搭載したモナコ クロノグラフが発表されたのも自然の成り行きで した。

 

タグ・ホイヤー モナコが最初に発表されてから50年以上を経て生まれ変わった新たなクロノグラフウォッチには、現代における最先端の素材とエンジニアリングが凝縮されています。

ケースはグレード2純チタンにDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングを施しています。チタンは強度と軽量性を兼ね備えた素材であり、腐食の心配がありません。タグ・ホイヤーがモナコ クロノグラフのデザインにチタンを使用したの
は、2021年の限定版モデルのみです。このモデルは、2021年のF1世界選手権でマックス・フェルスタ ッペンが「幸運のお守り」として身につけたもので、すでにコレクターズアイテムとなっています。 もちろん、クロノグラフのデザインにチタンを使用するのは1970代では前例がありません。タグ・ホイヤーがチタンを最初に採用したのは、1980年代初頭でした。

TAG Heuer Monaco (CBL2180.FC6497)

この時に初めてブラックコーティングのチタンが採用され、DLCコーティングによる深みのある豊かなカラーは、レーサーのツールと呼ぶにふさわしいデザインとなっています。また、サンドブラスト仕上げのヘアライン加工も大きな魅力です。 コーティング加工の進歩により、現在はケースだけでなく、リューズやプッシャー、ケースの裏面にもブラックコーティングが施されています。

最新のモナコに搭載されている自社製ムーブメント「キャリバー ホイヤー02」も、1970年代当時のモナコ クロノグラフを駆動していたムーブメントとは対極を描く設計が特徴です。伝統的なコラムホイールとパワーリザーブを搭載したホイヤー02は、サファイアの裏蓋からローズゴールドメッキのローターが覗く美しい仕上がりです。

新しいモナコは、F1レースの黄金時代のロマンを現代の画期的な素材やテクノロジーに落とし込んだレジェンダリーなクロノグラフを求めるレース愛好家にふさわしい逸品です。