ライフスタイル バーレーンの意外な楽しみ方
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壁紙にキズをつける。超モダンな外装を剥がす。表面だけでなく、その奥にも目をやると、豊かな文化と誇らしい歴史のるつぼというバーレーンが姿を現します。気取らず、活気に満ち、様々な要素が混然一体としているバーレーンには、訪れる人を気さくに受け入れる魂が宿っています。おそらく皆さんは、バーレーンと聞くと、F1グランプリを思い浮かべることでしょう。しかし、アラビア語で「2つの海」を意味するこの王国には、もっとたくさんの魅力があります。世界を牡蠣だとすると、バーレーンはそこにできる数多くの真珠のひとつです。
バーレーンのムハラクにある元首長イーサ・ビン・アリ・アール・ハリーファが住んでいた家「シェイク・イーサの館」のウィンドタワー
真珠のような過去を探る
バーレーンでは、島の暑さをしのぐためにアラビア湾の紺碧の海に飛び込むのではなく、真珠を探しに飛び込むのです。バーレーンは2千年以上にわたる真珠養殖の豊かな歴史を持つ国で、真珠はこの島国の文化的アイデンティティの重要な部分を占めています。昔は男性人口の半数以上が真珠産業に従事していました。現在では、誰でもパールダイビングを専門とするツアーに参加したり、ユネスコの世界遺産に登録されている「バーレーン真珠採取の道」を探索したりすることができます。運が良ければ、悠久の歴史を物語るお土産を手にバーレーンを後にすることができるかもしれません。
時代を遡るショッピング
バブ・アル・バーレーンは、建物であると同時にタイムマシンでもあります。そこに足を踏み入れると、マナーマ・スークに入り込みます。昔の国際色豊かな市場を思わせる賑やかな通りを歩き回ってみたいのなら、このマナーマ・スークがおすすめ。カルダモン、コーヒー、シーシャ(水タバコ) など、ノスタルジックな香りに包まれます。細長い路地が連なるスーク(古いバザール) は、スパイスやお菓子、電化製品など、風変わりな商品の宝庫。だから、未来に戻る前に、責任を持って買い物を楽しみましょう。
アートを核に
ここバーレーンでは、芸術と文化のシーンに活気が満ちあふれています。中でも人気が高いのが、バーレーン国立博物館とバーレーン国立劇場の2つのスポット。どちらもウォーターフロントにある素晴らしい建築物です。博物館はバーレーンに栄えた古代文明ディルムンの考古学的発見や古墳が見どころです。シックなミュージアムカフェには、テラス席も用意されています。ここからは対岸の世界的な舞台芸術や音楽コンサートが行われるバーレーン国立劇場を臨むことができます。もっとオフビートなものがお好きですか? それなら、ラ・フォンテーヌ現代美術センターへ。建築通にはたまらない場所です。
バーレーン国立博物館。Anthony DeCosta, via Wikimedia Commons
最後に
スークを歩き回り、バーレーンの芸術、歴史、文化を満喫したら、シティセンター・バーレーンにあるタグ・ホイヤーのブティックにぜひお立ち寄り下さい。
- タグ・ホイヤー ブティック – City Center Bahrain, 1st Floor, Manama
バーレーンのタグ・ホイヤー ブティック