ストーリー タイムキーパーズ:シモーナ・デ・シルベスト

情熱に燃えるレース:留まる事を知らない、シモーナ・デ・シルベスト

7分

このインタビューシリーズでは、時間というものが極めて重要な役割を果たす立場に立つ人々をご紹介します。ゲストは、タグ・ホイヤーの公式アンバサダーに留まらず、実際の生活の中でミリ秒の違いがいかに重要であるかを示す代表的な方々です。起業家から、あらゆる種類の時間の放浪者(その多くがまるでパートタイムの哲学者のような人たちですが) や、世界最高のアスリートまで、頂点を極めた逸材がどのようにして私たちの知る「時間」というものを守ったり、曲げたり、あるいはタイムトラベルをしているのかを探ります。それぞれのテーマについて、彼らが実に魅力的なことを語ってくれるのを聞くのは決して損なことではありません。

タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチームのドライバーである「アイアン・メイデン(鋼鉄の乙女) 」こと、シモーナ・デ・シルベスト。弱冠4歳でスピードへの情熱を見出し、見下す様なニックネームを払拭した事、くじけず挑戦する事、そして衝突により両手に酷い火傷を負いつつインディ500で出場資格を得、不屈の精神を持つハードコアな敏腕ドライバーとなった事について語ってくれます。  その前に、彼女はフォーミュラEでポイントを獲得した初めての女性ドライバーであるという事をお伝えしておかなくてはなりません。

タグ・ホイヤー(以下TH) :まずはすべての始まりから。記憶にある一番最初のレースまたは運転についてお聞かせください。レースというものに初めて魅了されたのはいつですか?

 

シモーナ・デ・シルベスト: 4歳の時に父がゴーカートに連れて行ってくれたのが最初の思い出です。私はまだ小さすぎてペダルに足が届かなかったので、私がハンドルを回して、父がペダルを踏みました。楽しくて夢中になったのを覚えています。それからというもの、両親にゴーカートに連れて行ってくれるよう頻繁にせがむようになりました。その日は、自分一人で運転する事ができなかった事が悔しくて。フォーミュラ1は、父と一緒にテレビで何度も観戦していましたが、初めて自分でハンドルを切った時の感覚に勝るものはありませんでした。

 

TH:いつ頃ペダルに足が届くようになったのですか?ご自身で実際に運転がでるようになったのは何歳の頃でしょう?

 

シモーナ・デ・シルベスト:初めてゴーカートに行ってから、父に何度もねだるようになり、とうとう父は、私がもう少し大きくなったらゴーカートを買ってくれると約束してくれたんです。それから毎月私は、自分がどれだけ大きくなったか父に伝えました。壁に成長を記した表を貼り、身長が伸びた事を伝えようとしました。6歳半の時、父はゴーカートの店に連れて行ってくれました。その店で待っていたのは、素敵な青いゴーカートでした。

 

TH:という事は、シモーナさんは非常に若くして運転をしていたのですね!

 

シモーナ・デ・シルベスト:そうですね 色々なスポーツをしていましたが、初めて車の運転を経験したときの楽しさは、特別だったんです。毎週水曜日の午後か週末に、ゴーカートに行きました。テニスやサッカーなど、他にもスポーツをしていましたが、それでも、車の運転が一番好きでした。私が12歳か13歳の時、両親に、どのスポーツを続けたいかを聞かれました。私は迷う事なくレースを選びました!

TH:他のスポーツでも競技をされていたのですか? 負けず嫌いだったという事でしょうか?

 

シモーナ・デ・シルベスト:そうですね。かなり負けず嫌いでした。特にテニスではそうでした。運転やゴーカートには負けますが、テニスも大好きでした。

 

TH:レースを趣味としてではなく、将来のキャリアとして追及する事考えるようになられたのは13歳頃でしょうか。それともその熱意はもっと後で芽生えたのですか?

 

シモーナ・デ・シルベスト: かなり早い段階で将来を視野に入れていました。単純に、これが私のやりたい事だと信じていたんです。  学校でもいつもレースの事ばかり考えていました。幸運にも両親は、私がレースをする事を許してくれました。ゴーカートのトラックに連れて行ってくれましたし、旅行に行くと大抵はレースコースの観光やレースに関する内容を含んでくれました。将来のためにもっと真剣にやっていこうと決めた時、(そうした様々な経験を既にしていたので) 私はラッキーだったと思います。プロフェッショナルを目指すためにはスポンサーを見つけなくてはならないですからね。それから、「ついに夢が叶う!」そして上手くいけば、もっとビッグになれるんだと思うと、新たなプレッシャーを感じるようにもなりました。私が  一人っ子だった事も、両親が私にやりたい事は何でも挑戦させてくれた理由の一つだったと思います。サッカー、テニス、ゴーカート、何でも挑戦させてくれました。そして、私が運転に魅了されていたのは両親の目にも明らかでした。私はお人形遊びをするような女の子ではありませんでした。でも、車のおもちゃは持っていたんですよ。

 

TH:シモーナさんには、かなり早い時点で興味深いニックネームがつけられていましたね。「アイアン・メイデン(鋼鉄の乙女) 」という。非常に印象的な名前ですが、これはシモーナさんが構築したイメージなのですか? 嫌でしたか?それともご自身に合うと思われましたか?

 

シモーナ・デ・シルベスト:私の一番最初のニックネームは、実は「スイス・ミス」なんです。  若いスイス人の女の子を表す分かりやすい名前だからだと思います。特にアメリカでは。正直、あまり好きではありませんでした。しばらくすると、本当に嫌だと思うようになりました。その後2011年のインディで、練習中に大きな衝突事故に遭ったんです。サスペンションに問題があったのが原因です。深刻な衝突で、私は大怪我をし、両手に酷い火傷を負いました。それでも私は、2日後にレースに戻り、同じ車で予選に進出しました。その時にファンが、私に「アイアン・メイデン(鋼鉄の乙女)」というニックネームを付けてくれたのです。それを聞いた時、このニックネームの方が絶対に私らしいと思いました。だから、その名前は気に入っています。バンド名でもあったとは知らずに! バンドの音楽はあまり聞かないですが、このニックネームは私のキャラクターにぴったりだと思います。

 

TH:その衝突の映像を拝見しましたが、確かにとても衝撃的でした。世界最大級のレースで予選進出したという事で既に素晴らしいのに、このあと車にすぐに戻るというのは、本当に勇気がいる事だと思います。

 

シモーナ・デ・シルベスト:この事故は、私が今まで経験した中でも一番辛いシチュエーションでした。私はレースドライバーで、レースが危険である事はわかっています。その時折起こる危険と共に生きているという事を思い知ったのです。  自分が無敵だと思い込んでもいい。けれど、怪我をすると、その信念は簡単に崩れてしまいます。でも、よく言われますが、それでもくじけず挑戦しなくてはならないのです。挑戦を続けられるかは、それでも自分がレースが好きかどうかを見極める上でとても重要でした。その時に、レースが怖いと思ったとしたら、多分そこで辞めるべきだったと思います。でも私はレースに戻りました。もちろん、とても不安でしたよ。それでも、車から降りた時には満面の笑みを浮かべ、成し遂げて行かなければいけないと思ったんです。この出来事を通して、私は確実に人として強くなりました。

 

TH:ジョッキーや乗馬をする人は、スケールは小さくなりますが、今のお話に共感できる部分があるのではないでしょうか。

 

シモーナ・デ・シルベスト:馬には自分の心があり、こちらのコントロールだけではなく馬の意思で動く事もできるので、馬の方が少し怖いかも…。

 

TH:確かに。でも馬は爆発して火の玉にはなりませんよ! 以前、ラップタイムが自分の代弁をしてくれるとおっしゃっていました。シモーナさんの記録は非常に素晴らしいので、それはごもっともだと思います。レースをしている間、心の中で時間を記録されていますか?

 

シモーナ・デ・シルベスト:レースでは時間と常に戦っています。時間はいつでも私の最大の敵です。  でも、運転をしている間は、車の動作や車から得られる感覚に集中しています。それが実際にベストタイムに繋がるからです。そして車を降りたら、必ず自分のタイムが表示されているボードを見ます。もちろん車の中にもタイマーはあります。  タイマーは、特にコーナーでよく使います。コーナーを少し違う感じで曲がったら、それが良かったか悪かったかすぐに分かるように。いつも理想的なコースを見つけようと試みているのです。

 

TH:他のドライバーの車に囲まれた瞬間、シモーナさんは他のドライバーを直接打ち負かそうと思いますか? それとも、自分自身との闘いの様に考えていらっしゃいますか?

 

シモーナ・デ・シルベスト:面白い質問ですね。この予選のプロセス全体は、自分の持てるすべてを最大限に引き出せるかどうかにかかっています。レース前の丸2日間は、予選、そして車を自分にとって理想の状態にする事がすべてなのです。そして、自ら進み出て勝利を手にしなくてはなりません。完全に自分自身との闘いというわけではなく、ただそこで最高のラップタイムを出すのです。  レースをしている時は、たしかに別世界にいるように感じます。同じ場所で33台の車が競い合うのです。なので、また違った考え方が必要になります。予選では、すべてを「つつがなく」行わなければなりません。でも、レースの間は、どれだけ攻撃的になるべきか見定めなければいけません。様々なシナリオでトップに立ち続けないといけないんです。

 

TH:様々なシナリオと言えば、この職業で過去数年間、世界中に出向かれましたよね。アメリカやオーストラリアでかなりの時間を過ごされました。フォーミュラE チームと共にホームグラウンドであるヨーロッパに帰ってきたお気持ちはいかがですか?

 

シモーナ・デ・シルベスト:自分のレースのキャリアを振り返ると、様々なレースシリーズやイベントで世界中を訪れました。様々なバックグラウンドを持つ様々な人々と働く事ができた事は、非常に素晴らしい経験です。今、ヨーロッパに戻っても、故郷にいるような気はしません。私が住むならスイスだと常に思っているからかもしれません。何となくですが、旅がどこで終わるかを常に意識しているんです。だから、故郷に戻ったと感じるのは、友人や家族に囲まれた時なのではないかと思います。  でも、様々な国に行き、住んでみて、この世界が以下に小さいかを知りました。そして、私には今、世界中に友人がいます。こうした機会にいつも恵まれていた事にとても感謝しています。

TH:フォーミュラEは過去数年で人気が急上昇しています。このレースの未来において特に何か予想されている事はありますか? どのように進化すると思われますか?

 

シモーナ・デ・シルベスト:ご存知の通り、フォーミュラEは独特で新しいレースですが、ドライバーの観点からは非常に楽しいレースです。10年前は、自分が電気自動車でレースをする事になるなんて考えてもいませんでした。ちょっと前でも、電気自動車のレースなど想像をする事もできませんでした。それが4年後、私たちはフォーミュラEの第一世代となったのです。それが、レースの世界全体を本質的に変える一端を担っているという事は言うまでもなく、自動車や電気自動車の世界を変える可能性もあるのです。現在開発されているすべてのテクノロジーは、将来頻繁に使用される事になる事が明らかです。  30年前のフォーミュラ1を考えてみてください。当時フォーミュラ1は車の安全性の最先端を行っており、その技術が日常使用の乗用車にも適用されていった。だから、現代のドライバーとして、20~40年後に普通になっているであろう物を開発しているかもしれないと考えるとワクワクします。本当にすごい事ですよね。

 

TH:タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラE チームに参加していかがですか?

 

シモーナ・デ・シルベスト:ポルシェの一員となった事はとても特別な事です。ドライバーなら誰しもレース界のレガシーとも言えるこのブランドの一員になりたいと思うでしょう。電気自動車の限界を押し上げるこの素晴らしいチームに加わる事ができて、とても光栄です。レースにおいて、この2つのブランドは長い歴史を持っています。タグ・ホイヤーとポルシェがタッグを組むという事は、とても特別な事なのです! 未来は明るいと思っています。

 

TH:以前運転されていた車と比較して、電気自動車を高速で運転するというのはどういった感じですか?

 

シモーナ・デ・シルベスト:そうですね。初めて電気自動車を運転したのは4年前でした。まったく騒音が無いので少し変な感じがしました。  それが最大の違いです。運転をしている時、今までに感じた事がないような感覚に見舞われる事が多々あります。例えば、グリッドにいる時、通常であれば騒音に包まれます。でも電気自動車の場合は、グリッドにいても自分の心臓の音が聞こえるのです! こういった小さな事に気がつくととても変な感じがします。ブレーキを踏むと、タイヤがロックされ、突如キーっという音が聞こえます。それから、電気自動車には他のレースシリーズには無いエネルギーマネジメントがあります。レース自体が異なるのです。誰も、今までのレースで見た事のない新たな要素がたくさんあります。  私たちは、そうした要素に適応して、新しいレースに必要な新しいスキルを磨いているのです。

 

TH:タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラE チームで抱くあなたの野望は? 達成したい究極の目標を教えてください。

 

シモーナ・デ・シルベスト: 常に前進し続けたいと願っています。そして、補欠ドライバーなので、メインドライバーになる事を常に願っています。いつも目標にしている事です。でも、ポルシェファミリーにも目標を同じくしている人は多くいるので、競争率は高いです。でも私にとっては、ライバルが多くいるのは励みになるので、これは素晴らしい事だと思います。ドライバーとして、正にこれ以上ない環境です。

 

TH:トレーニングの一環として、スキルを完璧にするための非常にハイテクなシミュレーターをよく使われていると伺いました。どのような体験ができるのでしょうか?

 

シモーナ・デ・シルベスト:シミュレーターで長い時間集中してトレーニングをする日もあります。これもまた数年ほど前からできた新しいプロセスなのですが、レーストラックでテストする事が少なくなりました。特にフォーミュラEでは、シミュレーターでしかテストする事のできないソフトウェアの開発がたくさん含まれています。自分のしている事に心底集中するようになります。使用されるシミュレーターのテクノロジーはとても面白いのです。ドライバーは三脚のような物の上に浮かんでいて、非常にリアルな感覚を覚えます! 面白いですよ、こうして世界は変化を遂げているんだなと感じさせてくれます。この時代にはそういった素晴らしいツールがあるのだから、それらを最大限に活かしていくんです。

 

TH:様々な制限が課されたこの1年間、そうしたツールは使用を続ける事ができたんですね。何か制限されなかったものはありましたか?

 

シモーナ・デ・シルベスト:そうですね。すべてのシミュレーターの類は大丈夫でした。去年は難しい年でしたが、シミュレーター内で働く人数は極少数に留まりました。現代のテクノロジーのおかげで、今でもすべてを遠隔で作動する事ができているからです。エンジニアはシミュレーターが動いている間でも自宅にいる事ができるのです。こういった状況下でもとても効率よく作業できたと思います。  それに、長年レースをしていると、レーストラックから別のトラックへと移動するのにとても忙しくなります。この事態が起きた時、私はちょうどオーストラリアから戻ってきたばかりでした。正直に言うと、これが私にとってある意味初めの休みになったんです。自宅にいて考えていると、私が今のポジションにいられる事がいかに幸運で、どれだけ自分の好きな事をしているかという事を、一層実感する事ができました。こうしてダウンタイムを満喫する事ができたと思います。でも、もうすぐにでも戻る準備ができていますよ!

 

TH:特に今年は久しぶりにインディ500に戻る年なので、楽しみですね。このレースに戻るという事は、シモーナさんにとってどのような意味がありますか?

 

シモーナ・デ・シルベスト:6年ぶりです。年齢を重ねるにつれ、このレースが私にとってどれほど重要かをより実感するようになりました。最初に参戦した時、私はルーキーで、他のレースと同様にアプローチをしていた事を憶えています。当時の私には違いが分からなかったのです。そして、時が経つにつれ、この場所の歴史、スピード、観客数に気がつくようになり、とても特別なイベントであると思うようになりました。本当にインディ500が楽しみです。特に、私を支えてくれるチームと共に参戦できる事が。今までインディに参加した中で、最高の車と最高のクルーが揃っているんです。インディ500は、モナコやル・マンの様に神聖なレースの1つなのです。

TH:チームについてもう少し詳しくお聞かせ願えますか?異例のチームと言っても良いですよね?

 

シモーナ・デ・シルベスト:そうです。ベス・パレッタによって編成された唯一の新たなチームなのです。  べスは長年このスポーツに携わっています。女性を勇気づけ、若い女性に参加のチャンスを与えるために編成したのが、このチームなのです。  自分自身、キャリアを見返すと、時折足りないものがありました。速く走れる事をトラックで証明してきましたが、大きなチームに入れた事はありませんでした。ロジャー・ペンスキーやチーム・ペンスキーのサポートを受け、彼らと提携するという事はすごい事です。さらに、レースに夢中な女の子たちがいて、彼女たちが壁を乗り越え、ピットストップをするための機会を与える事ができるのです。彼女たちは、そんな事ができるなんて思ってもいなかったんです。すごい事だと思いませんか? べスは実際に扉を開放し、不可能な事などなく、ただ目標に向かって進むという事を実践して見せてくれています。女の子たちが毎朝5時から練習をし、どんどん速くなっていくのを目の当たりにするのは、素晴らしい事です。そして、これが多くの若い女性にインスピレーションを与えるだけでなく、人々の先入観を取り除くのに役に立つ事を願っています。好きな事をするためのチャンスは、男女平等に与えられるべきなのです。

 

TH:とてもワクワクしますね。女性たち、そして参加する事に興味を持っている若い女性たちに伝えたい事はありますか?

 

シモーナ・デ・シルベスト: ここでの大切なメッセージは、私たちが女の子たちにこの機会を与えるべきだという事です。そして、競争力がある事を証明するための唯一の方法は、実践する事だと思います。実践するためのツールはあります。でも前例がないため、少しプレッシャーも伴います。私は自分のスキルに自信をもっています。こうして自分自身に自信を持てるようになる事が、大切だと思うのです。男女関係なく。最善を尽くして、ただ目標に向かって進むのです。ドライバーになりたければ、タイヤを交換したければ、メカニックやエンジニアになりたければ。実行する事。これこそが私が常に人生において取り組んできた事です。私はレースが好きだった。自分が女である事など気にしませんでした。そんな事関係なかったんです。問題なのは、誰が一番早いのか、という事だけでした。今のこのレースやチームは、それを実践するための素晴らしいプラットフォームだと思います。

 

TH:ロジャー・ペンスキー氏率いる「The Race for Equality and Change(平等と変化のためのレース) 」というイニシアティブもあります。それがレースをもっと包括的で平等にする上で、どのような役割を担っていると思われますか?

 

シモーナ・デ・シルベスト:ロジャー・ペンスキー氏のような人のサポートはとても大きいと思います。彼は本当に貢献してくれています。リップサービスで平等について語る人は多くいますが、目に見える機会を与えてくれる人は多くはありません。彼はその重要性について語るだけでなく、「君がこれを達成するために私たちが手助けをしましょう」とも言うのです。今まさに、そうしたサポートが必要不可欠だと思います。私たちがやるべき事をするためのチャンスを得るために。5年後にはそれがただ普通の事になっている事を望みます。インディ500では本当に良いレースをしたいと思っています。それが、多くの人の先入観を取り除く事につながると思うから。それが、女の子たちにこの新たな機会を与え、 すべき事を成し遂げてもらうためのゴールなのです。私にはそれを達成する自信があります。

 

TH:応援しています! シモーナさん、お時間を頂きあり誠にありがとうございました。

 

シモーナ・デ・シルベスト:ありがとうございました。とても楽しかったです。