時計 タグ・ホイヤー カレラについてあなたがいつも知りたいと思っていた(があえて質問しなかった) 全ての事

今月は、タグ・ホイヤーのアイコニックなタグ・ホイヤー カレラ ウォッチを取り上げます。「アイデアが生まれた」瞬間、このコレクション名の由来となった激しいレース、タグ・ホイヤー カレラが極めて特別な点について詳しく見ていきましょう…

1962年にタグ・ホイヤーがセブリング12時間レースの公式タイムキーパーを務めた時、ジャック・ホイヤーはメキシコ人ドライバーのリカルドとペドロのロドリゲス兄弟と出会い、「カレラ パナメリカーナ」を知りました。メキシコを舞台にしたこの非常に危険な国境から国境までを横断するレースは、1950年に初開催され、重大事故が多発した1955年に中止されました。しかし、カレラの精神を長く封じ込めておくことは出来ませんでした。数多くのレース愛好家によってこのレースは1988年に復活し、大きな喜びを持って迎えられました。

このレースのロマンと危険な魅力がジャックの想像力を掻き立て、1963年にタグ・ホイヤー カレラが誕生しました。ジャック自身がデザインを手がけたタグ・ホイヤー カレラ クロノグラフは、レースの精神だけでなく、力強いエレガンスとシンプルさを体現していました。ダイヤル上にはメーターとアプライドマーカーだけが取り付けられており、固定式のインナーベゼル(凸面ガラスの下に配置され、わずかに傾斜が付いている) には、5分の1秒単位のスケールが刻まれていました。ジャックによれば「すっきりとしたわかりやすいデザインのダイヤルにしたいと思っていた」とのこと。こうして、プロドライバーやレース愛好家たちに最適な読み取りやすいモデルが誕生したのです。

最初のタグ・ホイヤー カレラにはクロノグラフ スケールが付属していましたが、すぐにこのスケールにはタキメーター、10分の1秒計、パルスメーターなどが取り入れられました。また、トリプルカレンダー モデルやスティール製またはゴールドなどの貴金属製のケース(トラックで傑出したパフォーマンスを発揮する場合にもドレスを着用する場面にも最適) が付属したモデルもありました。

ジャック・ホイヤーのレースへの情熱は言うまでもなく、現代アートや建築への傾倒が時計のシンプルなフェイスやすっきりとした読み取りやすいダイヤルに見て取ることが出来ます。これは真にドライバーのためのタイムピースです。余分な装飾を排除し、スーパールミノバのアクセントによって高速移動時やどのような照明状況であっても最適な視認性が実現しています。タグ・ホイヤー カレラは、デザイン性と機能性に比類のないエレガンスを組み合わせています。

ギリシャ語で「素早い」または「迅速」を意味する「takhus」に由来するタキメーターは、クロノメーターの特殊機能の1つです。スピードにこだわる人のためにデザインされた、タグ・ホイヤー カレラ コレクションのアイコニックなタキメーターは、ペース測定を行うための特別なスポーツ指向の追加機能です。スタートラインでクロノグラフをスタートさせ、1km後にこれをストップすると、ベゼル上で瞬時に速度を確認できます。

タグ・ホイヤーの公式オンラインブティックで新しいタグ・ホイヤー カレラ コレクションをご覧下さい。