ストーリー 91.2FM ラジオ ルマン: スポーツ界を象徴する周波数にまつわるストーリー

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これはル・マンの世界ではありますが、一年のうちの一日だけは、その中で生きることになります。

写真提供:Unsplash

あなたの人生の中で、特に2020年に、10代の若者が近づいてきて、10ユーロでポータブルラジオを買ってくれないかと言われたことは何度ありましたか? そう言われて、実際に考えてみて「OK。ありがとう!前から欲しかったんだ」と答えたのは、人生の中で何回ありましたか?

今、あなたはル・マンにいるのですから、赤い10ユーロ紙幣を用意しておきましょう。昔から定評のあるFMラジオ番組(とその伝説的なコメンテーターたちのロケットのようなおしゃべり) は、13.626kmで繰り広げられるこの24時間レースの全てを一挙に吸収できる最良かつ最も実用的な方法の一つです。

部屋の奥で手が挙がります。ええと、すみません、あなたがおっしゃることを聞いていたんですが、インターネットとか言うものがあるんですか? いい質問です。例年であれば、ル・マンレースには何十万人もの観客が集まります。ル・マンの人口は文字通り一晩で倍増し、誰もがインスタ映えする写真を撮ろうとスマホを掲げるので、4Gの容量をあっという間に使い切ってしまいます。また、あなたが筋金入りのファンで、ドライバーたちと連携して一日中彼らを追っている場合、スマホの電源を常にONにしておかなければならないので、スーツケースのサイズのバッテリーパックが必要になってしまいます。これが、今すぐその10代の若者を追いかけて、10ユーロを払い、ラジオを91.2FMに合わせることを意味しているのは明らかです。

イヤホンを装着する前に、心拍数を少し上げておいていただけるよう、ル・マンレースをこんなにも壮大なものにしているものは何なのか、という基本的なことを簡単にご説明しておきましょう。ル・マンは世界で最も長い歴史を誇る最高峰の耐久モーターレースです。つまり、誰がAからBまでを最速で走るかという定点レースではなく、設定された時間内に誰が最も多くの周回をこなせるかというレースです。そして、ここで設定されている時間が24時間、1440分、86,400秒。この時間内に、ロープの張られた公道と専用のレースコースが混在するスピードボートの形をしたコース、サルト・サーキットを周回します。判断力、技術的な正確さ、そして人間とマシンの耐久力が全てです。もちろん、できるだけ遠くへ、できるだけ速く走りたいと思うのは当然のことですが、マシンとドライバーのチームが時間の試練に耐えられるようにしなければなりません マシンのトラブル? そうなれば失格です。ル・マンはまた、5000キロを走れるマシンの新しいリーグを育てたレースでもあります。スティーブ・マックイーン(彼の手首にはタグ・ホイヤーが装着されてるのは当然です) が主演した映画『栄光のル・マン』にインスピレーションを与えたレースでもあります。すごいですよね! さぁ、ル・マンのラジオを楽しんでください。

 

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ラジオ ル・マン 91.2FM http://www.radiolemans.co/

1980年代にスタートした「ラジオ ル・マン」のキャッチフレーズは、「24時間365日、音楽なし、スポーツだけのオリジナルモータースポーツラジオ」。ジョン・”ヒンディ” ・ヒンダウ、シア・アダム、”カバナボーイ” のジョニー・パーマーといったコメンテーターたちが、一度も休むことなく、24時間(ウォームアップ、ビルドアップ、ウィンドダウンの時間を含む) フルにサーキットから直接放送しているので、音楽が必要とする人などいないでしょう。ターボエンジンを搭載したチームが、スタート時のフランスを象徴するトリコロールやフライオーバーから、ハートレースやハートブレイクを経由して、今では有名な”シェイク&スプレー” のテクニックが初めて使われたことで知られるフィニッシュラインのシャンパンへとあなたを誘います。これ全てが一日のうちに行われるわけですが、彼らの場合は28時間の仕事になります。

毎年、その仲間に向けたラジオ ル・マン(RLM)は、レースの信頼できる相棒であり、毎年夏になると訳もなく嬉しくなる旧友のようなものです。クルマで運転してレース会場に近づき、この周波数にラジオを合わせると、その年のベストウィークエンドの一つが始まったサインが聞こえてきます。ル・マンをこよなく愛する人それぞれにその人ならではのRLMストーリーがあります。長年愛用してきたお気に入りのポータブルラジオ(1998年製の年代物?) 。ラジオの音がキャンプ場でみんなが楽しむサウンドトラックになりつつあります。なぜこのラジオがそんなに特別なのでしょうか。それはこのラジオが常にル・マンを取り巻く多彩な情報を紹介してくれるからなのです。正確で、知識が豊富で、エネルギッシュで、情熱的で、変化に富んだレポーターが、赤いカバーのマイクを振り回してピットレーンクルーをインタビューしたり、間奏曲のように大勢の印象的なゲストを招いてのトークが繰り広げられたりします。

ドライバーにとってもラジオ ル・マンを放送する人たちにとっても、この日の最重要課題は耐久性です。一流で、勇敢で、休みなしに指揮を執る両者には、 世界トップクラスの才能、24時間機能し続ける超人的なリズム、とてつもないプレッシャーがかかる中でスタイリッシュに実力を発揮する能力など、共通点がたくさんあります。それは、私たちタグ・ホイヤーが常に支持してきたものでもあります。だから、世界のどこにいても、この周波数にラジオを合わせることをお忘れなく!

 

今年のル・マン24時間レースは、2020年9月19~20日にかけて開催されます。ラジオ・ル・マンは世界中のどこからでも、  http://player.radiolemans.co でお聞きいただけます。今後、レースのトラックサイドに居ることになっても、静かにFM91.2にチューニングを合わせて下さい。