スポーツ アイヴァ・アナグノスティアディスとは?
3分
アイヴァ・アナグノスティアディスは、モータースポーツ界の期待を一身に集める新星です。オーストラリア出身のドライバーである彼女は、現在まだ17歳ながら、モーターレーシングの女子ランキングを着実に駆け上がっており、タグ・ホイヤーが彼女とパートナーシップを結ぶのも至極当然の流れでした。アイヴァは、母親が元カートレーサー、父親がカートショップの経営者というレーシングドライバーになるのに理想的な環境で育ちました。つまり、アナグノスティアディス家全員の中にモーターレーシングの血が流れているのです。彼女自身もわずか6歳から自然の成り行きでカートを始め、その非凡な才能は瞬く間に開花しました。
目覚ましい勢いで頭角を現した彼女は、2021年にオーストラリア・レディース・トロフィーを制すると、2022年にはフランスで開催されたWorld Motorsport Games に出場します。彼女のキャリアは2023年に転機を迎え、モータースポーツのトップレベルへの女性の進出を加速させることを目的とするプログラム Alpine Rac(H)er Academy への参加が認められました。
オーストラリアからヨーロッパへ:将来を嘱望される旅路
2024年、アイヴァは、カートからシングルシーターに転向し、F4インド選手権にゴア・エース・JA・レーシングから参戦。見事、10位フィニッシュを飾ります。さらにフォーミュラ・ウィンター・シリーズにも出場し、ヨーロッパで最も名高い数々のサーキットで経験を積みました。同年、彼女はアルジェンティ・モータースポーツに所属。シングルシーターのさらなるテストに取り組み、自身のスキルを磨きます。
そして現在、アイヴァは、CRAMコンペティションからF4スペイン選手権に参戦しているほか、F1アカデミーではタグ・ホイヤーのサポートを受け、ハイテックチームのカーナンバー11のマシンを駆っています。アイヴァは、限界を押し広げ、モータースポーツの中で女性の道を切り拓く意欲にあふれた新世代を代表するドライバーのひとりです。