スポーツ ドリームチームがカレラ・パナメリカーナに参戦
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10月13日の金曜日、カレラ・パナメリカーナが華々しく開幕しました。2023年のレースは特に、スペシャル度が高まっていますが、それはタグ・ホイヤー、ポルシェ、そして数々の伝説を生んだこのメキシコの耐久レースが織り成す物語に新たな章を書き加えるものとなるからです。出走後、マシンはベラクルスとオアハカを通過し、14日 (土) にメキシコシティに到着しました。この最初の2ステージで注目を集めたのは、レースだけではありませんでした。多くのファンの視線を捉えたのが、タグ・ホイヤーのアンバサダーを務める俳優でありレーシングドライバーでもあるパトリック・デンプシーが、メキシコ人ドライバーのビクター・メディナとともにポルシェ718ケイマンGT4 RSを駆っている姿でした。
歴史の中を疾走
デンプシーとメディナのダイナミックコンビは、カーナンバー154をつけてメキシコの公道を駆け抜けていきました。彼らが乗るスポーツカー、ポルシェ718ケイマンGT4 RSは、単なる高度に洗練されたマシンというだけではなく、タグ・ホイヤーとポルシェのカレラ・パナメリカーナとの切っても切れない縁にオマージュを捧げるものでもあります。デザインからカラーリング、ダッシュボードに取り付けられたタグ・ホイヤーの計時装置まで、このマシンにはモーターレーシングの伝統が息づいています。タグ・ホイヤーとポルシェの特別プロジェクトの一環として、このマシンは数週間前に開催されたポルシェ・レンシュポルト・リユニオンで発表されました。
このコラボレーションには多くの歴史的要素が込められています。70年前、ポルシェ550クーペを駆る2つのカスタマーチームがカレラ・パナメリカーナに参戦します。数年後の1963年、ジャック・ホイヤーはレーシングドライバーのために製作されたクロノグラフ「タグ・ホイヤー カレラ」を発表。この2つのアニバーサリー、そして両ブランドの刺激的なパートナーシップを祝い、2つのアイコンが心躍るスポーツカーをこの世に送り出したのです。そして「タグ・ホイヤー カレラ クロノスプリント × ポルシェ」を着用したパトリック・デンプシーをドライバーに迎えることで、このイベントはさらにエキサイティングなものになったのです。
もうひとつのウエルカムサプライズ
レースがメキシコシティに到着した土曜日の夜、タグ・ホイヤーとポルシェはカルス美術館で特別ゲストを招いたカクテルパーティーを開催しました。18世紀から19世紀にかけてのメキシコ美術を展示するこの由緒ある美術館は、両パートナーにとって、もうひとつのサプライズを発表する最高の舞台となったのです。こうして発表されたのが、カーナンバー152が入った2台目のマシン。154とは若干異なるこのモータースポーツの傑作は、2024年初頭にオークションにかけられる予定で、収益は全額チャリティーに寄付されます。
全てにおいて、メキシコでの週末は信じられないひとときとなりました。それは、タグ・ホイヤーとポルシェにとってだけでなく、カレラ・パナメリカーナとその豊かなレガシーにとっても言えることでした。1950年代以来、カレラ・パナメリカーナは、モーターレーシングカレンダーで最も影響力のあるイベントのひとつであり、これからもそうあり続けることでしょう。
カレラ・パナメリカーナはメキシコの5州を巡り、10月19日、ヌエボ・レオンで幕を閉じます。レースの模様はこちらからご覧いただけます。
パトリック・デンプシーの腕元を飾った「タグ・ホイヤー カレラ クロノスプリント × ポルシェ」の詳細は、こちらをご覧ください。