ライフスタイル TIME OUT: トリスタン・ブロンドーが手がけたタグ・ホイヤーのマイクロバース

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Time Out シリーズの一環として、The Edgeは、ミニチュアモデルメーカーのトリスタン・ブロンドーにタグ・ホイヤーの世界を表現するよう依頼しました。

「美しさは極小のディテールに宿る」 この言葉のとおり、タグ・ホイヤーでの複雑を極める時計製造の世界では、問題の解決策がミクロン、ミリメートル、マイクロ秒という極小単位の中にあることがほとんどです。タグ・ホイヤーの時計職人たちは、眼鏡や顕微鏡、微細な器具を使ってムーブメントやダイヤルを作っています。彼らの緻密さへのオマージュを込めて、今回私たちは、ミニチュアモデルメーカーのトリスタン・ブロンドーに、タグ・ホイヤーの世界を物理的に表現する作品を制作してもらいました。トリスタンのアートピースに宿る楽しく心に残るディテールをじっくりとご堪能ください。

マクロからミクロへ

先ずはその舞台から説明しましょう。トリスタンが描くタグ・ホイヤーのミニチュアワールドの中心はモナコです。タグ・ホイヤーはモナコGPのオフィシャルウォッチですから、それは当然です。そしてモータースポーツもタグ・ホイヤーというブランドのDNAの一部になっています。モネガスク建築の魅力的な再現は、目で見る極小世界の楽しさに囲まれています。そこには時計職人たちの手先の器用さとタグ・ホイヤーのスポーツに対する情熱が反映されています。実際、ほとんどすべてのスポーツ要素が、ブランドアンバサダーそれぞれへの敬意の表れになっているのです。例えば、緑豊かなテニスコートは、大坂なおみ、フェリックス・オジェ=アリアシム、デニス・シャポバロフ、ペトラ・クビトバを想起させます。ゴルフコースは、トミー・フリートウッドとチョン・インジへのオマージュ。海やサーフスポットからは、カイ・レニーやマヤ・ガベイラが思い浮かびます。ジャックという名前の入ったヨットにも気付くはず。これは、名誉会長のジャック・ホイヤーへのオマージュであり、また、ブランドとセーリングとの輝かしい関係を映し出すものでもあります。

タグ・ホイヤーならではのタッチ

この舞台の中にさらに引き込まれていくと、モナコの有名なヘアピンカーブで奮闘するオラクル・レッドブル・レーシングのF1マシンのミニモデルを見つけることもできます。市街地サーキットを見下ろすタグ・ホイヤー ブティックも目にとまるかもしれません。トリスタンは、有名なホイヤー02を初めとする自社製ムーブメントの製作に取り組む時計職人たちの拠点であるシュヴネ工房も再現しています。そこは、現実の世界でも美しく設計された建物です。

ここにあるものは全てトリスタンが3Dプリンターと塗料、そして彼の創意工夫によって手作業で作り上げたものです。彼の洗練されたアートピースには、タグ・ホイヤーのクラフツマンシップとサヴォアフェールに対する永遠に変わることのないひたむきな想いが見事に捉えられています。

スイスのラ・ショードフォンにあるタグ・ホイヤー本社で、トリスタンのオリジナル作品がご覧頂けます。